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アスベスト闘争

関西アスベスト京都2陣訴訟/「東京五輪まで生きたかった」/遺族が法廷で無念語る

2020年7月6日

 関西建設アスベスト京都2陣訴訟は、6月10日に京都地裁101号法廷にて第16回の期日を迎え、2人の原告が尋問に立ちました。この日は電工組合に所属する上田裕さん(電工)と、田林良男さん(設備)の遺族である田林由美子さんが、アスベスト災害の悲惨さを法廷で語りました。

新型コロナの影響で延期となっていた同訴訟ですが、傍聴席の定数を削減しソーシャルディスタンスに十分配慮した形で開催することになり、全体で43人の仲間が傍聴行動に参加しました。
まず初めに尋問に立ったのは電工組合に所属する仲間で、本人原告の上田裕さん。2018年に中皮腫と診断され、体調がすぐれない中で当日は車いすで家族に付き添われながら尋問に参加しました。
長年一人親方として建設に従事してきた上田さんですが、その多くは元請が準備した道具や材料を使用し、指示にも従って作業をすすめていたと証言。ゆっくり絞り出すように言葉を発しますが、言葉の一つひとつは力強く、裁判長をじっと見つめながら質問に答えていました。
続いて尋問に立った田林由美子さんは、良男さんの闘病のようすについて細やかに語りました。2014年に京建労の健康診断で肺がんが発覚した良男さん。治療を続けましたが、2017年に亡くなってしまいました。「夫が『東京オリンピックまでは生きていたい』と言っていたことを思い出すと寂しい気持ちになる。息子も同じ仕事をしているので、将来がとても心配です」と話し、早期の解決と対策を、国と企業に求めました。
この日は報告集会は行わず次回期日が伝えられ解散となりました。

【建築ニュース1166号】

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