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中皮腫で亡くなった夫/被害の線引き、本当に無念/屋外工遺族原告が会見

2021年6月3日

 判決が出された17日の午後4時30分から京都地裁の司法記者クラブで、京都訴訟弁護団と判決の対象で国と建材メーカーの責任が認められなかった故・木村さんの遺族である妻と娘さんが記者会見を行いました。京建労からは酒井書記長と北支部の菅井書記が同席しました。

 記者会見の中で「判決を受けての心境」を記者から問われた奥さんの返答を紹介します。

【木村さん】
最高裁判所で私たちの請求が棄却されたことに関して納得はしていません。
夫はアスベスト疾患である中皮腫という診断を受け、亡くなりました。手術もできない不治の病でした。高等裁判所では認められていたことがなぜ、覆るのか。本当に悲しい思いです。
今でも鮮明に覚えているのは、原告になったその日の夫の姿です。北支部事務所から帰ってきた夫は、「原告になったで。たたかうぞ」と本当にうれしそうに語っていました。私も「京建労ならこれからもやっていける」と安堵しました。
「退職したら新婚旅行で行ったところをもう一回2人で行こう」と約束していたことを思い出し、本当に無念でなりません。
これまで支えていただいた京建労や原告団の仲間の皆さん、本当にありがとうございました。

【建築ニュース1184号(2021年6月15日付)】

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