アスベスト闘争

今後のためにも「絶対勝つ」/田辺元委員長、吉岡前委員長から寄稿

2021年2月17日

【吉岡 前執行委員長】
私が田辺さんから委員長を引継ぎ、6月に1陣訴訟を被災者本人25人で提訴してから9年7ヵ月、やっと最高裁で国・企業の責任が一定認められました。
その間、寺前原告団長をはじめとする多くの方々の「志半ばのご逝去」が、アスベスト被害の悲惨さをあらわしています。
今後は最高裁尋問を経て、屋外工も含めた全面勝利判決を勝ちとること。ならびに、2陣以降の全国訴訟の早期解決のためにも、建設アスベスト被害者補償基金の創設が肝要です。
今後、アスベスト含有建材が使用された建築物の建て替え・解体にあたり、若い世代の建設労働者のばく露被害や、施主・市民の被災防止のためにも解体時調査・飛散ばく露防止の経費確保等も、国と企業に求めていきましょう。
この勝利は、原告団・弁護団の頑張りと、支え続けた仲間の皆さんによるものです。心より感謝申し上げます。

【田辺 元執行委員長】
この一報を受けて、9年7ヵ月にもわたる被害者と家族の必死のたたかいが、結果となって報われたと心から喜びがあふれました。
提訴にあたって、原告団と弁護団の結成をめざした議論の時によく出されていたのは「国や建材メーカーに責任を認めさせるなんて、雲をつかむような話だ」という声でした。私も内心、不安な思いでいたのも確かです。ただ原告団の結団式で寺前原告団長や青山、岩木両副団長と手を重ねた時に、「絶対勝つんだ」という彼らの決意がしっかり伝わってきました。寺前さんたちは亡くなってしまいましたが、重ねた手の温もりは今でもしっかり覚えています。
たたかいを支え抜いた組合仲間の皆さんも、被害者や遺族の勝利を疑わない姿に勇気をもらった方も多いと思います。
3月の弁論もみんなで支えに支え抜いて、「全員救済」の完全勝訴を勝ちとりましょう。

【建築ニュース1177号(2021年3月1日)】

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