建設業界にスマッシュ:ペアを組むなら京建労
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アスベスト闘争

「意見書」が全ての自治体で採択/全国初の快挙 仲間の願いが政治動かす

2019年1月1日

 2018年8月、関西建設アスベスト京都1陣訴訟の控訴審判決が大阪高等裁判所で、建設アスベスト訴訟で史上初めてとなる全員救済の全面勝利判決が出されました。
国や企業の責任を認めただけではなく、今までの判決では「安衛法の範囲外」として救済されなかった一人親方も、「労働者と同様に利益を享受する権利がある」と救済の対象としました。
この全面勝利はまさに原告団と弁護団、そして支援者が一体となって勝ちとった判決でした。とりわけ2015年から京都府内の各自治体に対してすすめられた、「建設アスベスト被害者の早期救済と解決を国に求める意見書」採択運動では、多くの組合仲間が議員や議会対策で活躍しました。
10月3日に京丹後市で採択された意見書をもって、京都府内の全ての自治体で意見書が採択されました。全国でも初めてとなるこの運動到達の陰には、政治信条を超えて「アスベスト被害を無くしたい、被害者を救済したい」と心から願う仲間たちの活躍がありました。

「自分にできるこは無いか」/働きかけは党派を超えて

【相楽・森地さん】
2陣の地裁期日に参加したとき、私の住む南山城村は未採択であったことを知りました。懇意にしている村会議員さんが建設業出身ということもあり、意見書についてお願いしたところ、アスベスト被害の悲惨さを理解してくれ、紹介議員を受けてくれました。
2017年9月22日の村議会にて全会一致で採択され、傍聴していた私に議員さんたちが笑顔で返事をくれたことを覚えています。
この意見書は自然に採択されるものではありません。誰かが働きかけないと、議員さんも心が動かないはずです。多くの仲間が心から解決と救済を望み、「自分にできることは無いか」と考え、動いた結果が全自治体での採択を生んだのだと思います。

 

【京都府議会議員・馬場さん】
「生きてるうちに解決を」と願う被害者の声に心打たれ、その言葉の重さを仲間が亡くなられるたびに心に深く刻んできました。
京建労の仲間の尽力により、他会派から意見書の提案があり、当時の民主党と自民党、公明党が共同で提出することになりました。私たち日本共産党府議団としても「全会一致」での採択をめざして、賛成の声を上げました。
全ての府会議員が政治的なことを乗り越え、救済と解決へむけて実を取って一歩前にすすんだ瞬間でした。これはみなさんが誠実に積み重ねてこられた運動が形となり、政治を動かした瞬間でもありました。
私も元京建労書記局として、これからも建設従事者とともにあり続けたいと決意しています。

【建築ニュース1136号(2019年1月1日・15日付)】

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