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不払い対策

不払い対策

不払い相談は3年間で1.5億円以上を解決

  • 戦後最悪の不況のもと、建設産業で働くたくさんの仲間が「仕事確保」や「不払い」などで困っています。京建労は府内2万人を超える仲間とともに、賃金や請負代金の不払い解決などの運動をすすめています。
  • 3年間で、1.5億円以上を解決しています。
 

少額訴訟 60万円未満の不払代金を1回の裁判で決着

 少額訴訟は、60万円未満の金銭の支払いを求める場合に有効な法的手続きです。通常の民事訴訟と比べ、法定代理人(弁護士)をたてたり、証人を依頼したり、面倒なプロセスを省き、原則1回の裁判で判決が決まります。
 申立ては、地域の簡易裁判所に行います。

少額訴訟の手続きの流れ

 

簡易裁判所では「支払督促」「特定調停」も行っています

 簡易裁判世では少額訴訟のほか、「支払督促」や「特定調停」の申立ても受け付けています。いずれも工事代金の支払いを滞らせている相手方に有効な法的手続きです。くわしくは最高裁判所のページをごらんください。

簡易裁判所で取り扱っている事件・手続き

 

賃金・工事代金の不払い相談はいつでも組合へ

しかし、不払いに遭わないことが、何より大切です

 現場で汗を流して働いたのに、賃金(工事代金)が払ってもらえない...。建設不況が深まる中で、仲間の不払相談も増える傾向にあります。
 不払いに「遭わないこと」、そのために心がけることとして、組合では「10ヵ条の心得」を紹介しています。

不払いにあわないための10カ条

①信用情報
仕事ほしさに悪質業者に引っかからないよう、初めての取引先は「契約」の前に仲間や同業者から信用情報を集める―うますぎる話には要注意。
②適正価格
指し値発注、値引きの強要は見積りをきちんと行い、原価を割り込む低単価・赤字工事は断る―「次になんとかするから」が命とり。
③書面契約
口約束は後でトラブルのもと、契約なしには工事に入らない。必ず工事着工前に契約書。発注書・請書を取り交わし、契約条件を確認しておく。
④手形払い
長期の手形・労務費にくいこむ手形は建設業法違反―割れない手形はもらわない。。
⑤月別収支
長期工事では、月々の出来高請求と月別の精算を確実に。労働者の手配や材料調達に必要な「前払い金」も要求しよう。
⑥追加・変更工事
追加・変更工事をめぐる不払いが多発。追加・変更箇所について工事責任者から「工事(施工)指示書」をもらい、必ず本体契約と別途の書面契約をしよう。
⑦倒産の危険信号
月々の支払いの遅れ、オール手形、手形ジャンプの要求は倒産直前の危険信号。支払いが改善されないなら傷を深くしないよう早めに工事から手を引く決断も必要。
⑧労働記録の保存
現場の出面(でづら)、作業証明、作業指示書など、現場での労働記録は大切に保存を。
⑨雇入通知書
倒産で賃金の不払いにあった時、労働者として国から立て替え払いによる救済がうけられるよう、「手間請」で働く場合は、仕事先から「雇い入れ証明」を受けておく―「雇入通知書」。
⑩倒産防止共済
取引先の倒産に事前の備え―「中小企業倒産防止共済制度」に加入を。
中小企業倒産防止共済制度
 

支払われていますか?「生活に必要な賃金」

 汗を流して働けば、その働きにふさわしい賃金が得られ、普通のくらしができる...。一見あたり前のようですが、日本の資本主義が「構造改革路線」をつきすすむことで、働く人々のくらしは危機的状況に追い込まれています。
 建設労働者の賃金は、切り下げがすすんでいます。2008年の賃金アンケートでは、常用職人の平均賃金が1万4743円。仕事が減っている上に賃金まで下がりつづける...、建設労働者・職人の仕事とくらしはダブルパンチです。
 家族がそろって食事ができ、ゆとりある生活を送りたい...、この要求は、誰でもが抱く健全な願いです。
 賃金は労働力(働く能力)の価値、労働力の再生産に必要な対価といわれます。「明日も元気で現場に出向き、仕事に従事できる能力」を養うために必要な資金ということ。それは、飲んで、食べて、寝るだけではなく、子どもの教育や自分自身が文化に触れたり、社会的な付き合いができる水準が必要です。

生活に必要な賃金は25,000円/日。企業交渉で要求へ

 京建労は、関西の建設仲間(全建総連加盟組合)とともに、ゼネコン・住宅企業と現場労働者の賃金・労働条件改善に関する交渉を行っています。
 この交渉で組合側は「ゼネコン等大企業は、建設業の雇用改善に向け、社会的役割を果たせ」「建設労働者に1日・2万5000円の賃金を確保せよ」「民主的な下請ルールを確立せよ」「労働災害なくせ」など要求しています。

 

公共工事設計労務単価

  • 国や自治体は公共事業を発注する際、設計労務単価を決めており、この単価を末端まで支払わせることや、改善のための運動を強化しています。
参考:(国交省発表 2010年 3月)
職種 金額
大工 15,900円
左官 15,700円
電工 16,900円
塗装工 16,800円
配管工 17,000円
内装工 16,500円
板金工 16,300円
造園工 16,300円
型わく工 16,300円
とび工 17,400円
鉄筋工 16,500円
ダクト工 15,300円
サッシ工 15,900円
運転手(一般) 14,100円
建具工 14,900円
タイル工 15,800円
屋根ふき工 17,900円
防水工 16,600円
運転手(特殊) 16,000円
石工 22,500円
ガラス工 17,000円
ブロック工 17,500円
はつり工 17,100円
溶接工 17,800円
職種 金額
鉄骨工 15,600円
保温工 17,900円
さく岩工 17,400円
トンネル作業員 16,200円
トンネル世話役 21,400円
トンネル特殊工 19,600円
軌道工 24,100円
橋りょう世話役 22,500円
橋りょう塗装工 21,900円
橋りょう特殊工 19,900円
軽作業員 10,600円
山林砂防工 18,100円
設備機械工 17,700円
潜かん工 21,400円
潜かん世話役 27,000円
土木一般世話役 18,100円
特殊作業員 15,500円
普通作業員 13,100円
法面工 17,300円