2020年8月7日
8月1日、新型コロナウイルス感染症に関する対応指針その⑤を本部執行委員会は組合員に向け発表。仲間への対応を示しました。
仲間の命を守る視点から、支部や分会の企画の捉え方などが示されています。
あらためて全文を提示し、組合員の皆さんに紹介します。
2020年8月1日補強 京建労コロナ対策本部
新型コロナ感染症が、首都圏や大阪から全国的に再拡大の様相を強めています。京都府でも7月20日に過去最高27人の新規感染者を記録しました。
一方、政府は6月19日に全国的な移動を緩和して以降、社会経済活動の再開を推進し、「GoToキャンペーン」を無責任に前倒し実施。国民の不安と不信をいっそう駆り立てています。国会は閉会したままで、感染拡大「第1波」で傷ついた多くの国民の暮らしと営業や、経営難におちいる医療機関への補償・支援はまだまだ不十分。さらに、「第2波」の入り口ともいえる状況に直面する中で、検査体制の拡充等の手立ても十分に取られず、第2波による影響は「自粛から自衛」と、国民一人ひとりの自己責任に帰すかまえです。
建設分野では、コロナ禍による直接的な仕事のキャンセルなどの影響と合わせて、消費税増税から続く景気の冷え込みを受けた仕事不足が、町場を中心とした多くの仲間を襲い、危機はむしろ今後拡大していく様相です。
組合活動では、何より、活動による感染拡大やクラスター(集団感染)を発生させないよう警戒を払ってきました。一方で、政府が示す「新しい生活様式」も意識しながら、リモートでの会議・学習会、電話での組合員訪問、郵送での相談誘導など、「3密」を避ける「新しい組合活動様式」ともいえる活動のあり方も様々に追求し、一定の効果もあらわれています。
今、私たちは、国民の命と生活を守り抜く責務を国や自治体にしっかり果たさせるとともに、仲間の苦難に寄り添い困難を解決する取り組み・運動をいっそう強化しなければなりません。その運動の保障となる組織の拡大や強化の取り組みがコロナ禍により立ち遅れており、その挽回も急務です。コロナ禍のもとで追い詰められた安倍政治を終わらせ、あたらしい政治を実現する上でも正念場の情勢です。
以上のことから8月の活動は、「“限定措置”としての『大胆な活動の簡略』を基本的に解除し、様々な組合活動の再開」をした7月の指針(その④)を踏襲しつつ、仲間の困難解決の取り組みを柱に、秋の大運動成功に向けた準備を進めていくこととします。こうした活動の前提として、引き続き、組合活動による感染拡大やクラスター発生は絶対に起こさないよう感染拡大防止に十分に注意を払いながら、「新しい組合活動様式」も探求しつつ、やれることを最大限追求していきます。
* 以下に示す指針は、8月末日を期限とします。必要に応じて、補強することもありますので都度、通達していきます
* 下線で赤字の部分が今回追加・加筆された部分です |
1)本・支部事務所の業務について
① 事務所の開所時間や書記局の勤務時間は平常どおり
② 事務所内への人数制限や対話距離の確保、マスクの着用、消毒液、アクリル板やビニールカーテンの設置等、感染防止のための手立ては引き続き行います
③ 発熱など体調不良の場合は、速やかに上長に申し出、休みを取るようにしてください(代休または年次有給休暇)
④ 書記局内に感染者等が出た場合は「マニュアル」(4月13日)に基づく
2)本・支部事務所内での次に掲げる感染予防策を引き続き徹底します
① 出勤時、トイレ使用後、外出後の事務所入場時には手洗い、手指の消毒
② 勤務中は原則、常時、マスクを着用すること。マスクが着用できない場合には2メートルを目安として適切な距離を保つこと。また、マスクがない時に咳をする場合にはティッシュ・ハンカチや袖等で口や鼻を被覆すること。
③ 通常の清掃に加えて、水と洗剤を用いて特に机、ドアノブ、スイッチ、階段の手すり、テーブル、椅子、トイレの流水レバー、便座等人がよく触れるところの拭き取り清掃
1)行動・取り組み等
① 「3密」回避と感染防止対策(※)を前提として、30人以下かつ収容定員の半分以下の参加を目安に、会議や取り組み等、通常の活動を再開していく。ただし、全国的に「会食」での感染・クラスターが多発していることをふまえ、飲食を伴う企画・レクレーション等や大規模集会の開催は見合わせます
(※) 感染防止対策=体調不良者は参加させない、参加者全員のマスク装着、消毒液の設置、距離を置いて座る、こまめな換気、など
② 組合員や組合内事業所との訪問・対面対話行動は、訪問先に配慮(マスク着用や長時間の対話にならないこと、相手との距離をとることなど)し、再開していきます。ただし、この間の取り組みで、電話訪問も効果を上げており、状況に応じて、電話での対話行動をすすめます
③ 車での乗り合わせ移動の際は、換気に十分に気を付けてください
2)機関会議等の開催
① 支部三・五役会議、支部執行委員会、分会集会(分会執行委員会、班長会議)など機関会議は、「3密」と感染防止対策に十分留意して開催してください。なお、分会集会では、感染防止対策は分会役員任せにせず、支部として十二分に配慮してください。
② 書記局会議を中心に、リモート会議の拡大をすすめます
3)組合費の納入・集金・配り物など
① 組合員から班長への納入については、引き続き、状況を把握しながらていねいなサポートをお願いします。例外的に支部事務所への直接納入も認めるなど柔軟な措置もとってください。
② 回収を伴う配布物を再開します
③ 「建築ニュース」は、9月より中間号の発行を再開します
4)役員・書記局が、組合員・家族の感染を把握した場合
① まず、京建労コロナ対策本部に報告してください
② 対策本部からの指示に基づき、組合内での二次感染防止等のため必要な範囲で情報を共有する以外は、みだりに他言しないことなど仲間のプライバシー保護に最大配慮してください
5)組合員への告知
① 組合のコロナ対策方針は、ホームページ、Facebookで掲載します。変更があった場合も随時更新します