2024年11月7日
9月・10月の2ヵ月間、全支部で活動してきた「秋の仲間ふやし月間」は、のべ6167人にのぼる仲間の行動参加で、675人の新たな組合員を迎え、全体で673人の仲間ふやし目標に対して100・3%の成果で4年ぶりとなる目標達成を果たしました。また、仲間ふやし月間中に急きょ衆議院が解散され、総選挙が10月27日投開票で行われました。さまざまな活動が集中する中での連日の大奮闘を称えあいましょう。
2024年度秋の仲間ふやし月間、各支部の結果は次の通りです。太字は本部目標を達成した支部。カッコ内の数字は、月間中の拡大人数/目標人数。
北(44/44)、京都中央(15/42)、南(40/38)、左京(48/45)、山科(51/50)、右京(50/48)、西京(36/35)、伏見(124/93)、醍醐(21/30)、乙訓(34/41)、宇治(62/54)、洛南(21/26)、綴喜八幡(45/33)、相楽(18/14)、亀岡(16/16)、船井(12/12)、中丹(12/23)、舞鶴(9/16)、宮津(12/12)、奥丹後(5/9)。
青年部(99/85)、主婦の会(126/164)。
この2ヵ月間の行動で、多くの仲間のお宅を訪問しました。「ご苦労さん」と温かく訪問を受けてくれた仲間とご家族の皆さん、ありがとうございました。京都府内全域での訪問対話活動は、累計で1万468件にものぼりました。
また、一斉朝宣伝や統一行動日などで所属支部・地域を越えて一致団結して行動。「本気の勢い・仲間は元気」と意思統一をしてスタートし、各支部・分会が旺盛に活動しました。
次世代建設委員会の仲間たちが登場した新しいデザインのポスターの張り出し(張り替え)活動も、10月31日までに711件が報告されています。張り出しに協力していただいた皆さんありがとうございました。
【本部・奥野書記次長】
2024年度の秋の仲間ふやし月間は、働き方改革や担い手3法の改正など、建設業界が大きな転換点を迎える中で「建設職人の未来をつくる」京建労を大きく強くするために、「本気になって仲間をふやす月間」に全力をあげました。
10月11日開催の中間決起集会では、各支部から仲間の奮闘を伝えるエピソードが多数報告。「新加入で法人化したインボイスで悩む仲間が京建労の運動を知り、外注職人を雇用化し加入に結びついた」や、「現場でCCUS登録に悩む仲間に、『それなら京建労』と伝えて加入に」など、私たちが積み上げてきた運動と情勢に対応できる組合の力を、仲間が自信をもって語り、未加入の仲間を迎えるようすが語られました。
仲間をふやす活動は、私たちの要求を実現する組織を大きくするだけにとどまらず、組織を強化し運動の先頭に立つ「役員づくり」にもつながっています。現場でも地域でも中心となる、「次世代層」の活動参加は、民主的な建設業界づくりに欠かせません。「ベテラン」と「次世代層」が融合する、分会組織建設を意識したとりくみが支部と本部で実践されたことも大きな特徴です。
北、南、西京、伏見、醍醐の5支部や宇治、洛南、綴喜八幡、相楽の南部4支部など、支部合同の名刺交換会では京建労の一番のスケールメリット、「つながり」を求めて多数の仲間が参加。その仲間が未加入者の紹介や、仲間ふやし行動に加わるなど新たな可能性を切り開くことができました。
各支部選出の次世代建設委員で構成する「本部次世代建設委員会」では、自らモデルとなるポスターを作製、仲間のもとに張り出す行動を展開。10月29日時点で600枚以上のポスターが張り出されています。
ポスター撮影に参加した30代の仲間が「独立した時に親身になって相談にのってくれた。だから現場で孤立している職人には京建労を伝えている」と語ったことは「自らの組合を語る」運動の主体者づくりが仲間ふやしの運動に結びつくことを象徴しています。
月間の後半は総選挙の運動も並行する中で、保険証廃止撤回や増税に苦しむ私たちを踏みにじるかのようなウラ金問題など、仲間の怒りを要求実現に変える「仲間との対話」をより徹底し、建設職人の未来をつくる、統一的対話で仲間ふやしを追求しました。
激動の建設業界において、仲間の声に寄り添い対応できる労働組合、変化する時代に「今こそ京建労の出番」。新たに加入した仲間とともに、強い組合をつくり、「建設職人の未来」を切り開いていきましょう。
【建築ニュース1256号(2024年11月15日付)】