

2025年3月17日
2月27日から3月1日にかけてとりくまれた「2025年3・1ビキニデー日本原水協全国集会」に京建労代表として右京支部の川上さん(本部教宣・平和部)と、伏見支部代表として川成さんが参加しました。京建労からの参加者は28日「全体集会」「分科会」・1日「墓参行進・久保山愛吉墓前祭」「被災71年2025年3・1ビキニデー集会」に参加(27日は国際交流会議)。川上さんの手記を掲載します。
【右京・川上さん】
3・1ビキニデー現地集会に参加させていただきまして、ありがとうございました。今年は、ビキニ環礁の水爆実験での被災から71年となり、「3・1ビキニデー」は世界の歴史を動かし、原水爆禁止運動に立ち返って、2025年の運動の出発点となる日でもあります。
2月28日に「グランシップ静岡」で開催された「全体集会」は、会場に600人が参加し、オンラインでの参加が400人と報告されました。
全体集会参加者は、日本被団協のノーベル平和賞受賞への国民的な共感を追い風にして、日本政府の「核の傘論」や「核抑止論」を打ち破る運動へと広げる決意を固め合い、熱気の溢れる集会となりました。
全体集会の後は、7つの分科会に分かれて夕方6時45分まで学習をしました。私が参加した分科会は、110人の参加で、ビキニ・広島・長崎の被爆者が10年後どのようなことになっていたか…。体の状態などで、さまざまな場所で差別されたことなども詳しく伝えられました。
翌3月1日は、焼津に移り、駅前に9時集合で墓参行進に出発。約2時間半かけて行進して、「弘徳院」で久保山愛吉さんの「墓前祭」に参加し献花しました。
昼からは「焼津市文化センター・大ホール」での「ビキニデー集会」に向かいました。集会では、墓前祭および墓参・献花とオンライン含めて「本日の参加 1800人」と報告がありました。
壇上では日本被団協の10人が、一人ひとり紹介され、ノーベル平和賞を祝う花束が各自に贈呈されました。そして、集会全体を通して司会進行を務めた高校生達に、大変感動しました。
今回の集会では、前日も含め、日本政府の核兵器禁止条約締約国会議のオプザーバー参加拒否を批判。「核兵器が人類の生存と相いれない非人道的兵器である」ことを、国民世論にし、「日本の禁止条約参加に全力をあげる」と発言される場面が何度もありました。
今回も原水爆禁止運動について大変多くの勉強をさせていただき、ありがとうございました。今後も、京都で平和運動にかかわっていこうと思います。
【建築ニュース1263号(2025年4月1日付)】