2023年3月17日
東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故発生からちょうど12年を迎える3月11日、東山区の円山公園音楽堂で「バイバイ原発3・11きょうと」(主催・同実行委員会)が開催されました。
メイン企画の一つである講演では、龍谷大学の大島堅一さんが登壇。エネルギー利用をめぐる環境問題や原子力問題について報告がありました。講演のふたつ目には福島原発(第一と第二)被ばく労災損害賠償裁判の原告から、事故後も過酷を極める廃炉作業について「なまりベストの不足や、危険手当の不支給などあり得ないことがおきている」といった生々しい報告があり、参加者も真剣に聞き入っていました。
その後、スピーチを経て参加者は京都市役所前までデモ行進を行いました。
3月12日には若狭湾の原子力発電所群に隣接する舞鶴市総合文化会館で「原発ゼロ3・12京都北部集会」が行われ、京建労の北部支部を中心に多くの仲間が参加しました。
集会では講演や宮津与謝地域や大江地域からの原発ゼロに向けた住民運動の報告などが行われ、前日に行われたバイバイ原発3・11きょうとからのメッセージも紹介されました。
【建築ニュース1221号(2023年4月1日付)】