第48回住宅デー 6月8日(日)
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踏まれるほどに根を強く【第4回】/仲間の助け合い共催と親睦

2025年6月3日

 労働組合の原点は“助け合い”の共済活動です。「総合共済」は、日雇健保擬適廃止のダメージから立ち直るべく1971年5月に「総合共済・A型」の名称で発足。
1970年から1973年の3年間は日雇健保擬適廃止で組織の49%を失い5837人に激減。京建労に対する事実と異なる反共攻撃・デマ・中傷によっても多くの仲間が組合を離れたその中で、組織を立て直す時期となりました。
 建築国保組合の保険料が市町村国保よりも高いこともあり、かなりの数の仲間が市町村国保へ移行しました。しかし、市町村国保は3割負担となります。大型共済制度はこのような背景の中で、仲間の助け合いに前進をもたらすために発足した制度です。
当初は全員加入が実現せず、困難な運営を強いられましたが、1978年に全員加入が実現。当初「一日2000円」だった傷病見舞金は現在、「入院一日5000円」、国保の傷病手当金と合わせて1万円。仲間の生活を支え、組織の拡大強化にも大きな役割を果たしています。
この時期に仲間の親睦・交流を家族ぐるみで深める文化厚生のとりくみも活発に行われるようになり、全支部が一堂に会する「大運動会」は1969年から2006年まで計20回開催。支部対抗ボウリング大会は1983年から毎年行っています。
前進座観劇は1964年2月にはじまり、以降、毎年新春の恒例行事として定着しています。支部・分会でのレクリエーションも、旺盛に行われてきました。近年は、次世代層・子育て世代の参加を意識した企画がふえています。
そして組合員・家族と組合の「生き残り」をかけ、組合のスケールメリットを最大に発揮する目的で、2003年に「けんろう自動車共済」を、2005年に「けんろう火災共済」を発足させました。

【建築ニュース1268号(2025年6月15日付)】

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