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能登半島地震災害支援活動ルポ/13人が珠洲市で復旧ボランティア/「作業する姿に感動」職人技能に感謝の声

2024年7月16日

 京建労では6月28日から30日にかけて能登半島地震の被災地に入り、13人の仲間の参加で復旧支援活動を行いました。今号では被災地での仲間の活躍のようすと、参加者から寄せられた活動に参加しての感想を掲載します。

28日午後3時に、京都市南区の京建労会館に集合し、3台の車に分乗して被災地に出発しました。支援活動に参加したのは、辻村さん(左京)、宮本さん(山科)、佐藤さん(山科)、西藤書記(伏見)、平尾さん(西京)、片山さん(宇治)、中川書記(宇治)、千野根書記(相楽)、由村事務局(奥丹後)、野田副委員長(本部)、酒井副委員長(本部)、奥野書記次長(本部)、川西常執(本部)の13人。なお野田副委員長と由村事務局はほぼ同時刻に舞鶴支部を出発しています。
 28日は能登半島の入り口に位置する石川県羽咋郡宝達志水町に宿をとり、29日からの支援活動に備えました。明けて29日、一行は珠洲市に入り「珠洲市災害ボランティアセンター」で登録とオリエンテーションを受け、午前10時から支援を求める被災者のもとで作業を開始しました。
被災者のお宅では、片付けと清掃、廃棄するものの運搬などを主な作業として行いました。もとは農家としてさまざまな作物を市場に出荷していた被災者宅は、母屋のほかに農機具庫などが3つもある大きな屋敷で、1月1日の地震発生で敷地内のすべての建物が被災しました。
作業に参加した仲間たちは、思い出の詰まったそれぞれの品を丁寧に運び出し、被災者の指示のもとで廃棄と保存に仕分けを行っていきました。
 29日の作業を終え、珠洲ボランティアキャンプでテント泊を行った一行は、30日もボランティアセンターとの調整で同じお宅に支援に入ることになりました。
農機具庫から母屋の家財搬出作業に入った仲間たちは、降りしきる雨の中でも手をとめることなく作業を続けました。
元日の激しい揺れの影響で母屋の玄関は崩壊し、あらゆる建具が動かない状態に。農機具庫も同様にシャッターがあかない状態でしたが、仲間たちが協力しながら歪みを矯正し、修理を行った結果、半年間あかなかったシャッターが開放、その瞬間大きな歓声が上がりました。
2日間の作業を終え、あらためて激励の言葉を被災者に伝え、被災者からは「また皆さんに助けてほしい。手を休めず作業する姿に感動しました。ありがとう」と感謝の言葉が仲間たちに送られました。
【建築ニュース1250号(2024年8月1日付)】

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