2018年11月6日
「若い力」引き出した秋
【本部・村瀬書記次長】
2018年の秋の仲間ふやし月間は、昨年まで主な加入理由だった社保加入指導や事業所新規採用による加入が激減するなど、これまでの様相とは大きく変化する中で行われました。
台風などの災害対応で多くの仲間が仕事におわれ、行動人数が昨年比で落ち込むなど苦労の連続でしたが、組織強化を意識し仲間のつながりからの「実感ある仲間ふやし」を一つ一つ積み上げました。
「次世代交流会参加者が、支部からの訴えを聞き、後日対象者を連れて来て加入」(右京)、「青年部再開を機に部員になった組合員が、職人4人を組合・青年部にW加入」(醍醐)など、次世代の仲間への働きかけが噛み合えば、思わぬ成果を生む「エピソード」も広がりました。また次世代層の行動参加率を集約し、各支部が次世代層の参加を意識するようになり、大きく指標も伸びています。
事業所対策では各支部がアイデアを駆使し、現場訪問などと組み合わせながら組合内の事業所訪問が行われました。今月間では全支部が訪問行動を展開し、350もの事業所を訪問しました。これは事業所対策が「組織拡大・強化の運動」の重要な要素として組み込まれたといえます。
“2つのJ”(次世代と事業所)に力点を置いたこれまでの努力が、確実に成果として広がっていることに確信を持ちましょう。こうした次世代の仲間の協力をいかに引き出すかは今後の継続課題です。
対話深めて年間増勢へ
加入者の平均年齢は37・5歳(昨年41歳)で、年々引き下がる傾向にあり、50歳以下の加入者が8割以上を占める状況です。この点から見ても次世代層から対象者を引き出す運動が重要であることがわかります。
職種では鳶・土工・土木・解体など野丁場躯体系職種が目立ち、外国人技能実習生も今月間中に多数加入しました。
人手不足に災害対応も重なり、仲間は多忙を極めていますが、それだけ現場が動いているということです。対話を深めれば、必ず対象者の姿が見えてきます。年間の組合員現勢増に向けて、気持ち新たにともに頑張りましょう。
【建築ニュース1133号(2018年11月15日付)】