2019年10月4日
京建労本部主婦の会は9月7日に幹部学習会を開催し、13支部と本部役員など80人の仲間が参加しました。
午前には京都府薬剤師会常務理事の中林さんによる「知らなきゃ損する薬の話、薬剤師の話とチーム医療」と題した講演が行われました。中林さんは目薬のさし方など、身近な医療や対処方法などを解説しました。参加者も正しい方法をメモにとっていました。
昼食をはさんで、本部主婦の会組織部より2019年秋の仲間ふやし月間に関する行動提起が行われました。今月間で主婦の会は234人の目標を持ってとりくみ、全支部達成をめざす旨の内容を小松組織部長が提案しました。
本部組織部からも村瀬書記次長が今月間の重要点や課題などを紹介しました。
第2の講演として東京新聞社会部記者の望月さんを招き「新聞記者の目で見た今の政治」を中心に、安倍政権の危険性をお話しいただきました。(下記参照)
望月さんは、記者会見において自身と菅官房長官とのやりとりから見える安倍政権の恐ろしさをわかりやすく解説。参加者からも「とてもわかりやすかった。力をもらった」など、秋の大運動成功へ活気づく内容となりました。
【望月さん】
私は社会部の記者として、内閣官房長官の定例記者発表に参加し、質問を重ねてきました。疑惑だらけの安倍首相。私の質問の根幹は、真実を導き出そうとする思いです。
私は政権にとって不都合な存在です。2016年の8月から「望月の質問は制限したい」と政権から圧力がかかり、制限や妨害がはじまりました。それでも私は質問を続けるわけですが、ついには官邸報道室が一記者に対し「抗議文」を貼りだしました。
これは私に対して行われた抗議ですが、記者全体に「こういう質問や行為をすると許さないぞ」という圧力をかけてきたのです。つまりは言論の弾圧。明らかにおかしい安倍政権の姿勢に記者仲間も立ち上がり、ネットでこの抗議文が拡散されて、たちまち安倍政権の異常な体質が明らかになったのです。
私の記者としてのテーマは「権力側が隠そうとすることを明るみに出す」です。つまり権力にとって気に食わないことをするのが私の目的です。メディア本来の役割は権力の監視。忌まわしき太平洋戦争はそれが崩れ、最悪のシナリオとなったのです。国民が「真実を知りたい」と望めば、メディアも権力に寄ることはありません。みなさんもしっかりとした目で、メディアを監視していただき、改憲や戦争への道を止める一翼を担っていただきたい。
【建築ニュース1151号(2019年10月1日付)】