2024年11月21日
秋晴れに恵まれた11月3日の憲法記念日、円山公園音楽堂で「生かそう憲法 守ろう9条 11・3憲法集会in京都」が行われ、1800人の市民が集いました。
午後1時30分に開会した集会の冒頭のあいさつには、主催団体のひとつである憲法9条京都の会前事務局長の奥野恒久・龍谷大学教授が立ち、10月に行われた第50回衆議院総選挙の結果などをふまえた情勢の報告が行われました。
続いて政党からの連帯のあいさつでは、社民党、新社会党に続いて日本共産党から衆議院総選挙で新たに当選した堀川あきこさんが選挙戦を通じて感じた「憲法を守りたい」という市民の思いを話し、あらためて世界に誇る日本国憲法第9条を生かした「平和外交」の実現へ、決意を語りました。
講演では明治大学法学部教授の村上一博さんが、日本初の女性弁護士の一人である三淵嘉子さんをモデルにした、NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」の法律考証を担当した際のエピソードなどを交えながら、戦後社会において日本国憲法がどのように受け入れられたのかを語りました。
文化企画として詩吟による憲法9条の朗詠や大正琴の演奏が行われ、「文化の日」にふさわしい企画に会場からも大きな拍手が送られました。
集会終了後は京都市役所前まで憲法ウォークが行われ、参加者は憲法に関する横断幕やプラカードを持ち、道行く市民や観光客に対して元気にアピール行動を行いました。
京建労からも多くの仲間が参加し、右京支部では京建労特製の「憲法旗」を持って行進。「生きる権利 憲法25条」「世界の宝 憲法9条」の旗を先頭に、大きな声でシュプレヒコールをあげていました。
【建築ニュース1257号(2024年12月1日付)】