第47回住宅デー 6月9日(日)
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支部横断型の交流企画が活況/訪問と対話でつながり後押し/左京&山科が合同名刺交換会

2024年10月3日

 京建労では9月と10月を秋の大運動特別期間として、仲間ふやしや建設従事者の処遇改善をめざしたさまざまなとりくみが各支部で行われています。前々号では北、南、西京、伏見、醍醐の5支部が共同で行った名刺交換会を報じましたが、このように若年層や事業主層をターゲットにした支部横断型の交流会も近年のトレンドでもあります。
 9月21日には左京支部と山科支部が合同で「名刺交換会」を行い、合計で58人の仲間が参加しておおいに盛り上がりました。企画が大成功に終わった背景には、支部や分会などによるターゲットとなる層への丁寧な働きかけがありました。

中京区の木屋町通り三条を上がったところにあるパーティースペースを会場に、午後7時30分から行われた合同名刺交換会には、左京支部から27人、山科支部から31人の仲間が参加しました。
開始時間前はすでに会場の熱気は最高潮で、開始合図の前から名刺交換をしているテーブルもありました。
開始のあいさつに立った山科支部の佐藤支部長は「支部間の交流もですし、つながりを多く作りながら京建労を介して元気な営業ができたらと思います」と語り、名刺交換がスタート。参加者たちはお酒やオードブルを傍らにおきながら、それぞれのテーブルで自己紹介や仕事に関する交流を行いました。
参加した仲間たちも法人事業主や個人事業主から、番頭格の従業員、一人親方、起業を検討中の仲間などあらゆる階層と、職種も多種多様でした。
会の中盤では参加者一人ひとりがマイクを持ち、自己紹介を行うとともに、自身がマッチングしたい職種や職場などを訴え、その場で具体的な仕事のやり取りを行う仲間たちもいました。

隣りあう支部 経済圏同じ/人脈が仕事の可能性広げる

左京支部でこの企画の運営にもかかわった竹田組織部長(解体工)は「2023年は北支部と合同の名刺交換会を開催して、非常に好評でした。山科は北と同様、隣りあう土地柄なので経済圏が似通ってるかなと声をかけさせてもらった」と開催の経緯を話してくれました。
 また山科支部では合同名刺交換会の開催にあたって、支部窓口での対話やチラシ配布とともに、9月に2日間にわたって各分会の若手経営者などを対象に訪問行動を行いました。
支部で参加対象になりそうな組合員をピックアップし、企画の案内チラシとともに仲間ふやしの訴えをたずさえて訪問。企画の案内を行いながら「最近忙しいですか」「現場はどのあたり」「暑い日が続くから熱中症など気を付けて」と仕事にかかわる対話の中から、仲間ふやし運動への参加のよびかけなどがスムーズに行われました。
 山科支部の吉田さん(基礎・土木)は従業員の波多野さん(基礎・土木)と一緒に参加。「経営は父が行っていますが、私自身もさまざまな人脈を広げたくて参加しました。従業員とも一緒に会社の可能性も広げていきたい」と笑顔で語ってくれました。
左京支部から参加した篠田さん(畳工)は「畳という職業上、多くの業者さんとのつながりが大切になってきます。今日できたつながりも今後に生かしていきたい」と語ってくれました。
2時間の交流時間を経て、多くのつながりができあがった今回の名刺交換会。参加者は皆、笑顔で帰路につきました。

【建築ニュース1254号(2024年10月15日付)】

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