第48回住宅デー 6月8日(日)
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建設従事者の多数派組織に全力/75年の歴史を胸に飛躍めざす/定期大会を277人の参加で開催

2025年6月3日

 京建労第73回定期大会は、5月17日・18日の2日間にわたり、京都市の「京都テルサ」に代議員116人、総勢277人が参加して行われ、2024年度経過報告・決算、2025年度運動方針・予算などを討論・採択し、新年度のたたかいをスタートさせました。

大会1日目、開会あいさつを行った平山委員長は「今、国民の生活は物価高などで危機に瀕しています。にもかかわらず自民党政治はまだ大企業優遇政策をやめない。今度の参院選では私たちの要求を実現するチャンスととらえ、大きく強い京建労でたたかいをくりひろげましょう」とよびかけ。来ひんのあいさつの後、村瀬書記長が2024年度経過を報告しました。
1日目の討論は、「班長のなり手不足で分会運営が綱わたりに。生じた課題に対して複数の分会で協力して解決」(乙訓・段原代議員)、「醍醐支部との拡大競争で地道な訪問・対話活動の重要性を学んだ」(亀岡・池内代議員)などの活動が紹介され、経過報告・決算などは満場一致で採択されました。
2025年度方針の提案では、創立75周年の歴史を胸に、誇りをもって働ける建設産業に向けて、建設従事者の多数派組織をめざす指針が示されました。
また7月に行われる参議院選挙勝利へ向けた決意表明や、日頃の組織活動の中で抱えている問題点、次世代層とのかかわり方など支部の貴重な経験が、75周年イヤーのスタートを彩りました。
2日目の午前中は、9つの分科会に分かれて討論。午後の本会議では「北陸新幹線延伸の3案すべて右京区を通る。阻止に向けて全力挙げる」(右京・林代議員)、「効果的な事業所訪問活動について研究が必要」(山科・神永代議員)などの発言が方針を深める役割を果たしました。また2025年度運動方針・予算は満場一致で採択されました。
その後75人の新年度役員を選出。本部の主要な役員は、委員長に平山幸雄(左京)、副委員長に山中敏行(宇治)・山田秀和(西京)・野田政明(舞鶴)・得居洋介(醍醐)・秋間俊規(山科)、書記長に村瀬宏典、書記次長に松原秀樹・野嶋政和・中村春美・奥野克彦・原田泰正の各氏が選ばれ、13人の常駐執行委員、44人の執行委員とともに京建労を支える“屋台骨”が立ち上がりました。
最後に満場一致で大会宣言が採択され、大会は秋間副委員長の発声で「団結ガンバロウ」を唱和し、閉会しました。

「地域に根差した活動」が被災地救う/参議院選 要求訴えたたかう

【大会の発言から・伏見 川成代議員】
2024年12月に能登半島地震と豪雨災害の被災者支援活動を行いました。「国民の苦難あるところに京建労伏見支部あり」の言葉を胸に、組合員や地域の方々にも支援物資の協力を訴えました。
近所や懇意にしている業者さんからも「京建労さんが被災地に行くのならば」と、衣類や炊き出しの食材協力が多数寄せられ、あらためて「地域に根差した活動」を基本にたたかってきたことの重要性を痛感しました。
被災地で活動する支援隊には伏見支部だけでなく醍醐支部や綴喜八幡支部、日本共産党からも仲間が参加。総勢22人で活動しました。
私自身、被災地の現状を目の当たりにし、あまりにも能登の人たちに冷たい国や行政に怒りを覚えました。今の日本には被災地に寄り添ったリーダーが必要です。今夏の参議院選挙では、国民のいのちとくらしを守る要求を訴えぬくことが重要だと考えます。

【建築ニュース1268号(2025年6月15日付)】

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