第47回住宅デー 6月9日(日)
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働き方改革2024年建設業にも/困難な時こそ学習と団結で

2024年12月6日

 建設産業の担い手不足の解消へまったなしと、国・行政や建設業界をあげた賃上げ・処遇改善の方策の中で京建労は仲間の実態をつかんで、「荒波」ともいえる現在の変化に取り残される仲間を出さないための方針をもって活動してきました。2024年はいよいよ「働き方改革関連法」の建設業への適用が実施される中での運動となりました。仲間が「第三次・担い手3法」(建設業法・入契法・品確法)への理解と対応を広めるためのセミナー等のとりくみもすすめると同時に、現場の声を国・行政・大手建設企業に訴えてきました。建築国保を守り発展させる運動課題にとっても、「建設国保3つの危機」(国保補助金見直し・社会保険適用拡大・マイナンバーカードと保険証の一本化)の打開の観点からも重要な局面をむかえて、学習と行動に奮闘した一年でした。


 2024年は、春の仲間ふやし月間と京都市長選挙のたたかいを「二刀流」と表した大運動で始まりました。弁護士の福山和人さんを京都市長候補として推薦し、要求を中心にすえて我がこととして選挙をたたかいました。
国や自治体の行き詰った悪政に対して「団結して抗った」一年らしく、秋の仲間ふやし月間中に行われた衆議院の解散総選挙でも、組合としての要求を掲げて、投票権の行使をよびかけて奮闘しました。多忙を極める中で活動した仲間の団結で、4年ぶりに秋の仲間ふやし月間の目標達成を勝ちとりました。
「若者が育つ建設産業」を建設労働者にとって価値のあるものにするために、「資本従事者の会」でリアルな現場要求を明らかにするとともに、京建労の組織の中でも世代的継承をめざして、各支部・本部の「次世代建設委員会」の活躍の場を広げつつ、「世代継承はベテランの支えなしに成しえない」と強調しました。
 1月に発生した能登半島地震の被災地へのカンパ等支援にとりくみ、6月28日から30日にかけて13人の支援ボランティアを派遣。10月には全建総連石川県連と支援センターに物資等を届けました。応急仮設木造住宅の建設に仲間を送り出し、従事した仲間たちは宿泊条件などの困難な状況下にあっても、被災地での技術的貢献を果たしました。
関西建設アスベスト京都訴訟は、補償基金制度の拡充と企業責任を果たさせるたたかいへ。被害者の線引きを許さず解体・屋外工の救済求め、2陣は大阪高裁・3陣は京都地裁での裁判闘争に組合をあげて支援を続けています。企業責任を追及する建設アスベスト京都訴訟は4陣提訴へ。

2024年職人の未来へ

【1月】▼21日、「2024春の大運動成功めざす活動者会議」を京都テルサで開催。京都市長選挙勝利と春の仲間ふやし成功へ。終了後は九条油小路で京都市長選挙告示日「大宣伝行動」を実施▼7日、前進座新春観劇会278人で観劇。
【2月】◆4日に京都市長選挙が行われ、京建労も推薦する弁護士の福山和人さんは16万1203票を獲得するも、当選に及ばず▼18日、「ゼネコン・住宅メーカーで働く仲間の交流会」を京建労会館で開催。また22日には宮津市で北部の仲間を対象にした交流会も▼8日、書記局・事務局員総会。ハラスメント根絶へワークショップ形式で研修。
【3月】▼京建労春の総決起集会を14日に宮津市のミップルで、15日に伏見区のパルスプラザで開催。各支部から450人の組合員・家族▼3・13重税反対統一行動が府内各所で。▼9日、「バイバイ原発3・9きょうと」全体で1100人が参加▼15日、全建総連がとりくむ「持続可能な建設業の実現に向けた100万人国会請願署名」の紹介議員要請行動。
【4月】▼全建総連「持続可能な建設業の実現に受けた100万人国会請願署名」は目標の100万筆を突破し、114万筆に到達。京建労合計2万5723筆に達した▼21日から22日にかけ、京建労能登半島地震災害対策本部が現地視察隊を派遣。今後の支援活動に向けた調査。
【5月】▼全建総連関西地協大手企業交渉で在阪大手住販メーカーとゼネコンへ仲間の声を届ける▼京建労第72回定期大会は5月25日、26日に京都テルサで315人が参加。
【6月】▼9日、第47回住宅デー。全支部149会場で▼20日・26日、第30期京建労労働学校オンライン配信形式で。のべ436人が参加▼8日、主婦の会が第60回定期総会。新会長に中丹支部の酒井みどりさんを選出▼23日、青年部第62回定期大会。
【7月】▼12日、「建設業の働き方改革」をテーマに社労士を招き事業所セミナー▼4日、関西建設アスベスト京都2陣訴訟の大阪高裁第1回期日に60人が参加▼29日と30日に社労士による「働き方改革セミナー」が本部と各支部オンラインで。
【8月】▼25日、秋の大運動活動者会議・秋の仲間ふやし月間出陣式をウェスティン都ホテル京都で開催。255人が参加▼4日から、原水爆禁止2024年世界大会・広島へ32人参加。原爆投下から79年、被爆の実態や核廃絶などを学ぶ。
【9月】▼7日、京都総評第95回定期大会。村瀬書記長が副議長に着任▼7日、主婦の会幹部学習会に70人。主婦の会の歴史や社会保障情勢を学ぶ。
【10月】▼2日、全建総連石川県連に能登半島地震と豪雨災害被災者支援のための見舞金、支援センターに物資届ける▼10日、関西地協の第64回定期大会が開催される。議長に平山委員長、事務局長には松原書記次長を選出▼9月10月、秋の仲間ふやし月間で、675人の新たな仲間を迎える。
【11月】▼3日、円山公園音楽堂で開催された憲法集会に216人で参加▼10日、「米軍基地いらんちゃフェスタ2024」へ京建労から55人が参加。

【建築ニュース1258号(2024年12月15日付)】

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