2023年3月28日
3月23日、関西建設アスベスト京都2陣訴訟の判決が京都地裁で出されました。被告だった国は2021年の1陣最高裁の勝利判決を受け、2陣原告30人すべてと和解し賠償に応じました。訴訟は被告を建材メーカー16社に絞って継続されました。判決では原告30人中24人に対し、建材メーカーの加害責任を認める決定が出され、メーカーに対しては全国では18度目となる勝訴判決を勝ちとりました。
時折、激しい雨が降りしきる中で、午後2時から京都地裁支援行動に京建労各支部や京都総評、全建総連など多数の支援者が駆けつけました。
参加した支援者は傍聴行動と地裁前での宣伝行動に分かれて原告団を励ます役割を担いました。午後3時の開廷を前に行われた入廷行動では、2陣原告団と弁護団、平山幸雄執行委員長を先頭に行進が行われ、支援者全員で「建材メーカーはすべてのアスベスト被害者を救済せよ」とシュプレヒコールをあげ、法廷へと送り出しました。
午後3時過ぎには勝訴を知らせる旗が地裁正門前でひるがえり、詰めかけた支援者から大きな歓声が上がりました。ただし判決は全員救済には至らず、解体工3人を含む6人に対してはメーカーの責任を否定する判決となりました。
閉廷後行われた記者会見と報告集会で判決趣旨の解説が弁護団から行われました。