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ゼネコン・住宅メーカーで働く仲間の交流会/企業交渉へ意見を集約

2024年3月5日

 本部の賃金対策部では全建総連関西地協の「大手企業交渉」にのぞむにあたり、大手ゼネコンや住宅メーカーの現場で働く仲間に参加をよびかけ、大手現場の実態や要求、改善点などを話しあう場として、京都市内と宮津市内の2会場で「ゼネコン・住宅メーカーで働く仲間の交流会」を開催しました。交流会で出された意見や要望を交渉団に託し、5月下旬から順次行われる「大手企業交渉」で仲間の要求の実現に近づけていきます。

2月18日に行った京都市内や南部、乙訓、口丹地域の仲間を対象とした「交流会」には各支部から25人の仲間が参加しました。
前年は夜間に行いましたが、「時間が足りなかった」「もっと話し合いたい」との声が多く聞かれたので、今回は日曜の午後に開催しました。
まず参加者全員が自己紹介し各自の仕事の状況などを交流。その後、全建総連の長谷部賃金対策部長から情勢報告、関西地協事務局からは前年の企業交渉の特徴と2024年度の要求項目について解説が行われました。
その後はみんなで出しあった要求に基づき4つの小グループに分かれ、日ごろ感じていることを話しあいました。「駐車場」グループでは、現場内で駐車できない場合も多く、周辺のコインパーキングの争奪戦が行われていること、特に内装や設備など後工程になるほど深刻な状況が語られました。
「暗さ」グループでは、ゼネコン現場で通路や階段の照明が少なく危険度が高い、ちょうちんの数をふやすことやLED化で作業効率が上がるという声もありました。
「工程」グループでは、後に行けば行くほどきつくなる工程について、引き渡しの日をズラせる仕組みがあればという意見や「工程を組むAIがいまいち」という問題の指摘もありました。「安全対策」グループでは「安全書類が多過ぎる、もっと簡素化すべき」との意見でまとまりました。
参加者からは「前回は夜の会議で時間が足らなかったので、関心のあるテーマで思い切りしゃべれて、他の人の意見も聞けて良かった」などの感想が語られました。会議終了後は、「名刺交換・親睦会」を開催。さらに交流を深めることができました。

【建築ニュース1241号(2024年3月15日付)】

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