2024年11月21日
衆議院総選挙が行われました。投票の結果、政権与党の自民党と公明党が議席を大幅に減らし、過半数を割り込みました。この結果をふまえて、これからも私たち建設従事者の未来をつくる要求と憲法、平和を守る思いをいっそう強く持って、訴え続けていきたいと思いました▼まだまだ課題が残る選挙戦だったように感じます。今回の選挙の投票率は53・85%で、前回を下回る戦後3番目の低さとなりました。約2人に1人が投票に行けていない結果です。特に20代を中心にした若年層の投票率は全国的にも低い傾向が続いています。政治が他人ごとになっているのかもしれません▼若いからこそ悩みごとや課題がたくさんあり、物であふれ多様化とされる時代だからこそ、若者は日々たたかっているはずです。SNSを利用したつながりは大きな力を発揮します。日々の生活の中で感じるさまざまな課題を、自分のこと、仲間のこととしてとらえて少しずつ関心を持ち、発信をしてもらいたいものです▼度重なる政治家の不祥事など、政治への信頼度の低さも投票率を下げる要因になっていると思います。「国民一人ひとりが政治を動かしている」という認識でつながる世の中になっていけばと思います。(忠)
【建築ニュース1257号(2024年12月1日付)】