

2024年10月15日
やっと草刈りから解放される季節になった。今年はあまり畑の管理ができなかったのもあって大変な夏だった。刈っても刈っても勢いは衰えず、これでもかと幹を伸ばしてくる草たちの生命力には感心する。しぶとく生きようとする力には、こちらのほうが根負けする▼はて、これは組合活動にも似ているのではないか。草は土の中の水分と養分、それと太陽の光で勢いよく成長していく。組合でいえば会議や学習会がそれにあたるだろうか。その場で交わされるたわいのない会話も養分にして、前を向いたり、仕切りなおしたりする力を養い、行動に移していく▼組合には事業主、一人親方、労働者が混在している。それぞれ思いは違うかもしれないが、次の世代に繋いでいきたいという思いは変わらない▼現在は衆議院総選挙の真っ只中だ。「頑張っても変わらない」と変化をあきらめる人もいるかもしれない。ただ悩ましい現状を感じているのなら、今回の選挙を現状を変える最大の機会ととらえて、投票に参加するのはどうだろうか▼そして仲間ふやし月間にとりくんでいる今こそ、一人でも多く仲間を迎え入れて選挙に向かってもらうことが、いま私たちにできることだ。しぶとく頑張ろう。(政)
【建築ニュース1,255号(2024年11月1日付)】