2024年5月16日
京建労の勤務員には書記局員と事務局員がおり、その総称として「書記局」と表します。書記局は、大会方針や執行委員会での決定を実現するためにその実務を担う機関です。つまり目的の明らかな一致を持つ集団▼「建設現場の実態をリアルにつかむための現場研修や現場訪問など、組合員の仲間と書記局が互いにリスペクトできる関係になるよう努めます」と、これは第72回定期大会で提案される基調報告の一部。建設現場で研修することは京建労で働くうえで良い経験になるでしょう。筆者は職人あがりで書記局員として働いていますが、書記局にはさまざまな経歴をもつ方が入局します▼勿論、現場の大変さについては「いっぺんやってみろ」と、実感を味わうのも経験ですが、現場研修が実現すれば、その機会が建設労働者・職人の、専門技術者としての価値の高さを実感させるものであればと願います▼賃金、労働条件等の改善を実現するための日常活動に、「価値に見合わない低い待遇の是正のため」と、その目的の目線を合わせたい。相互リスペクトの柱に。かつて仕事に悩む勤務員に先輩がかけた言葉を思いおこします。「建設現場をみろ。職人って凄いなぁと思えるならここで頑張ればいい」。(巧)
【建築ニュース1246号(2024年6月1日付)】