2022年12月6日
2023年新年号の取材も大詰め。新たな年をスタートさせるにふさわしい紙面を展開できると思うので、皆さんこうご期待▼その新年号を通して、私にとっては懐かしい仲間を取材させてもらうことになった。2002年に入局した私には、同じ年に入局した「同期」といえる仲間が数人いた。まったくの別分野から書記局となった仲間たちは、仕事の勝手が違うことや実務と運動の壁に何度もぶち当たり、苦悩を続けた。そのたびに四条河原町や、一人暮らしの同期の家に集まってはいろいろな相談をしていたのを思い出す▼年を重ねること20年。お互いおっさんになったなと笑いながらも、あの時があったからこそ今の生活があるなと、取材という形だが1時間、2時間と言葉を交わすとあの頃が思い出されてくる。苦悩しながらも、仲間どうし支えあって頑張っていたあの頃の若者たちを愛おしく思えた▼京建労に残るもの、別の世界に挑戦したものなど同期もさまざま。皆一様に家庭を持ち、それなりの地位を築いて活躍している。あの時、共有した時間がその糧になっていれば嬉しい▼今年もさまざまな人たちに支えられながら、欠号を出さず頑張れた。たまには自分を褒めてやろうと思う。(熟)
【建築ニュース1216号(2022年12月15日付)】