2021年11月4日
「数は力なり」と、拡大月間お疲れさまでした。私たちは多くの人々の力を結集し、「命とくらしを守る」を合言葉に、要求実現をめざす運動を続けている。数がふえることにより「力」は強力になり運動の源泉になる▼一方、多数をもって物事を強引にすすめることはできない。人々の思いを一つにまとめ「総意」を形成してこそ「数の力」は正しく機能する▼総選挙において、各々が「一票」に思いを託されたと思います。結果はいかがだったでしょうか▼コロナ禍において、私たちの生活は我慢と忍耐を余儀なくされた。改革の名のもとに統廃合をされた保健所の機能はひっ迫し、十分な手当てを受けることなく、亡くなられた方もいる。世界に誇れる病床数がありながら▼コロナ感染拡大防止のための規制は解除されているが、終息した訳ではない。日頃の感染予防が大切になる。今までの経験を活かし今後どうするのか、しっかりと議論し方向性を示してもらいたいものだ▼支払った税が何に使われているのか見届け、おかしいと思うことには声を大きくして「ノー」と言える世の中にしたいものだ。「多数獲得で何でもあり」を許さず国民合意を求めて、引き続き広い団結をつくろう。それこそ数の力。(刈)
【建築ニュース1193号(2021年11月15日付)】