2021年8月6日
少し長く感じた梅雨も明け、暑い夏がやってきました。今年の夏は特別なものに感じます▼ついに東京オリンピック2020が開催されました。この開催にあたり皆さんもさまざまなご意見をお持ちでしょう。私自身も複雑な思いでした▼開催に際して困惑する医療従事者たちの声。ひっ迫する医療環境の中で、世界的イベントを支え切れるのかという不安が広がっています。東京でも感染者は増加傾向にあるなか、世界中から選手や大会関係者ら約9万人の入国者があるといわれています▼「今やるべきなのか」「この先、日本は大丈夫なのか」。日本も含めて、世界中で400万人以上が新型コロナによって亡くなっています。その亡くなった方々の家族はどんな気持ちで東京オリンピックを迎えるのだろうか。このことを自分に置き換えて考えていました▼そんな中7月23日、ついに開会式が行われました。私は家族とテレビで観ていたのですが自然と涙がこぼれていました。ここ最近、世の中窮屈だったのが、なにか解放された気持ちと選手たちへの激励だったのかもしれません▼いろいろな感情がありましたが開催された以上、日本はもちろん世界中の選手たちを応援し見届けたいと思います。(忠)
【建築ニュース1188号(2021年8月15日9月1日合併号)】