2021年6月3日
京建労の定期大会が開催された。これからの運動方針を決定する大事な大会だ。しかし2年連続の文書決議となってしまった。本当なら大会の場で意見を活発に交しあい、これからの組合のすすむ方向やとりくみをそれぞれの代議員が納得し決定する場だ▼今大会はコロナウイルス感染防止対策を徹底して、かすかに希望があっただけに大変残念だった。しかしこれからワクチンの接種がすすみ、会議や集会がこれまで通り全員参加でとりくめるのも近いのではなかろうか。そうなったとき、とりくみに対して支部間で温度差が大きく出ないか心配される。だから今から我が支部はどうとりくむべきか知恵を絞り前進あるのみだ▼こんな中でリモート会議などの設備がだいぶ充実されてきた。この設備を十分なものにし、賢く使ってあらたな武器として活用できるよう努力あるのみだ。また組合員である私たち一人ひとりが、建設業界で働く労働者の先頭に立って、業界の改善にとりくむ姿勢をしっかり持ってすすもう▼京建労が掲げている現場の環境改善は、まだ一部にとどまっている。働きやすい環境が当たり前になり、若者に「建設の仕事がしたい」と思ってもらえるような業界になるまではまだ遠い。(政)
建築ニュース1184号(2021年6月15日付)