

2020年10月19日
下請として工事を行っている現場での話題。担当の現場監督さんとの会話の中で、現場の週休2日制の話になった。大手ゼネコンの現場では、現場に週休2日を表示してとりくんでいるところもありますと伝えると、公共工事も週休2日になっていると会話に。工事を発注する側も現場の労働環境改善・働き方を考えているのだなと思った▼「ところで工期はそれに見合った工程になっているのか」と尋ねてみたら、工期は変わらないということだったので、その対応はどうするのか尋ねると、対応できる業者を選定するか、届けを出して土曜出勤にするとのことだった▼まさに建設業界のあるある話。全てがこんな状況ではないと思うが、私たちの働き方改革はまだまだ遠いと感じた。公共工事や民間工事が働き方を意識した現場になるのは、これから長い時間をかけて変化していくことだろうと思う▼業者によっては若い世代だけを週休2日制にしているところもある。しかし労働運動では限界もあるだろうし、わが身に都合のいいことばかり考えている今の社会では大変困難なことだと思う▼私たちがとりくむ運動で、この「あるある話」にどこまで切り込めるのか、これからに期待をしたい。(政)
【建築ニュース1171号(2020年11月1日付)】