2020年2月19日
2月2日に京都市長選挙が行われました。福山和人さんを推薦した京建労としては残念な結果になりましたが、今回の活動は今後の京都市の改革の一歩となったと思います▼民意により当選された現職・門川市長には我々の要求にも耳をかたむけて、リーダーシップを発揮していただき、住みよい街づくりを期待しております▼今回の選挙で残念に思ったことがあります。皆さんも目にしておられたでしょうあの新聞広告。一部の人々を排除するように「NO」と書かれていたことにも驚きましたが、私は排他的な言葉のあとに「ONE TEAM」が使われていたことに違和感を覚えました▼同じ考えの者たちが結束しあうという意味で、流行語大賞にも選ばれた「ONE TEAM」を使ったのだと想像しますが、本来の意味はまるで違います。最近よく耳にするようになった「インクルージョン」とか「ダイバーシティ」に似た言葉なのです▼多様性を受け入れ、それぞれの長所を伸ばし短所を補い、個々の経験や能力・考え方が認められ活かされる。そういう集団が「ONE TEAM」なのです。一人ひとりがひたむきに自分を磨き、それを持ち寄ればおのずとチームは結束力が高まり強くなるものです。(今)
【建築ニュース1159号(2020年3月1日付)】