2019年10月18日
▼今、私の住んでいる舞鶴市では民主主義を揺るがす事態がおきている。ことの発端は広報誌に掲載された市長のコラムだ▼その問題のコラムの中で、市長選で公約を掲げる候補者について「候補者が公約を実行するには、財源確保の問題、法令や条例との整合性、利害関係者との調整などが必要である。その上で予算編成権を持つ首長と、議会の過半数の議席を有する議員団とが、合意できる内容でなければならない。議会で他の議員団と合意できない少数議員団の公約は、全く実現が不可能である。市民の皆さんは事実に基づいた主張を候補者からよく聞き、公約を実現できる候補を選んでいただきたいと考えている」というものだ。実際のコラムはもっと長文ですが、省略しています▼市長のコラムだから思いを率直に書かれたのだと思うが、特に終わりのほうでは次回の選挙戦はよく考えて投票しろと言っているようにとれる。また少数議員団に思いを託して投票した市民の願いを無視する内容に、私は強い疑問を抱いている▼そこで京建労も参加している舞鶴地労協が、市民によびかけて「会」が結成され、「全ての市民に公平に対応していただけるように」と対応を求める運動がすすんでいる。(政)
【建築ニュース1153号(2019年11月1日付)】