2019年3月12日
2019年の9月にラグビーワールドカップが日本で開催されます。2015年のイングランド大会で日本代表が強豪・南アフリカに勝利し、「ブライトンの奇跡」といわれる大番狂わせをおこしたことは記憶に新しいと思います▼ラグビーは球技の中でも激しくぶつかり合い、荒くれ者が暴れているだけのスポーツだと思われがちですが、選手たちは紳士的で繊細で規律正しく自己犠牲をいといません▼「ワンフォアオール・オールフォアワン」。よく使われる言葉ですが、この意味は「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」です。個々が苦しくてもサボることなく自分の役割をこなし、それでもおこりうる仲間のミスを全員でフォローし目的を達成する。ラガーマンは競技技術よりこの信念を1番に叩き込まれます。だからこそ日々の過酷な練習にも耐えられるのです。この精神は組合活動の根本にも通ずるところがあると思います▼一人ひとりが仕事と生活を守り、団結し仲間を守る。すばらしい信念のひとつだと思います。組合についてはみなさんもさまざまな経験を積んでおられると思うので、ご意見があると思います。そこは我々仲間どうし、「ノーサイド」でお願いいたします。(今)
【建築ニュース1140号(2019年3月15日付)】