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いらかの波 No.1129

2018年9月18日

1950年に警察予備隊が発足し、保安隊を経て自衛隊が生まれた。「シビリアンコントロール」という言葉をはじめて聞いた時、横文字に弱い私はどういう意味なのか理解できなかった▼組合に入り、いろんなことを学ぶ機会を得て、ようやく意味がわかるようになった。国民によって選ばれた政府(政治家)が、軍隊に対しての最高指揮権を持つことなのだが、深いところまではまだまだ勉強中である▼幹部自衛隊員が国会議員に対して「国益を損なう業務をしている」「馬鹿なのか」などといった罵声を浴びせかける事件がおきた。筋違いであり、シビリアンコントロールの崩壊を感じさせる一件だった。国民の代表であり、まさに「文民の代表」たる国会議員に対して、この行為は何事だと感じた▼憲法9条を変える・変えないの議論の裏で、自衛隊の海外での活動がどんどん拡大している。米軍と自衛隊が一体化した活動がすすめられ、軍隊として「人を殺す行為」に及ぶのではないかと怖い思いをしている▼改憲を問う国民投票の足音が聞こえてきている。軍の政治介入で取り返しのつかない大戦争へとつきすすんだ過去。軍隊を持つという恐ろしさを今一度国民は知るべきではないだろうか。(粧)

建築ニュース1129号(2018年9月15日付)

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