2018年7月4日
「4人に1人が京建労」。私が元気になるフレーズのひとつだ▼京都に住まう建設従事者のうち25%は京建労に加入しているわけで、ひとつの現場には必ず複数人の組合員がいるといった計算だ。仲間の皆さんはその現状をより実感されているのではないだろうか▼建設従事者が減り続けている中で、京建労は激動の情勢を運動で追い風に変え、増勢を重ねた。そして地域や業界、団体のつながりの中で発言力は増し、あらゆる分野の業務も担えるほど成長を遂げた。組織率は2万人を組織した最高現勢時を上回っている▼前進の原動力は数々あると思うが、歴史的に京建労の代名詞ともいえるのが「対話」ではないだろうか。仲間のつながりを意識し、訪問や会議などで対話を重ね、運動への参加をよびかけていくスタイル。次世代や事業所への対策もやはり対話が基本。支部からの報告でも丁寧な働きかけが組織化へとつながっていると寄せられている▼仲間とコンタクトをとる方法は時代によって変化するが、草創期から続くこの小さな運動が積み重なり、これからも強く大きな組織へと育まれていく。「4人に1人は京建労」を後ろ盾に、業界・地域で発言力を強め社会をよりよいものへ共に変えよう。(熟)
【建築ニュース1126号(2018年7月15日付)】