

2025年4月2日
京建労の前身組織である「全京都自由労働組合大工支部」が1950年7月20日に結成され、今年で75年をむかえます。18人の大工ではじまった京建労は、現在1万6842人の労働組合にまで発展し、名実ともに「京都で一番大きな労働組合」として、建設業界と働く人たちにとりわけ大きな存在感を示しています。
建築ニュースではこのメモリアルイヤーにさまざまな角度で「京建労の歴史」を振り返る企画を行います。ぜひご期待ください。
1950年に権力者による徴税にあらがう手段として結成された京建労。結成から19年後の1969年には1万人を超える組織に成長しますが、当時「職人の命綱」として建設従事者やその家族を守ってきた「日雇健康保険」の擬制適用が廃止され、翌1970年には約5900人にまで半減します。その後は建築国保組合の設立や自主共済の強化、仕事確保と労働安全分野の運動など、建設で働く仲間と家族のいのちと生活を守るさまざまな活動を行ってきました。
地域ごとに組織された仲間たちは、住民からも「街に欠かせない組織」として、今もなお愛され続けています。
75年間、仕事と家族と街を守ってきた京建労。私たちの機関紙「建築ニュース」には、その活躍の一瞬、一瞬が丁寧に記録されています。創立75周年の本年はニュース紙面とともに、動画や写真に記録されている仲間の活躍を紹介し、京建労100年の歴史へとつなげていきます。
【建築ニュース1264号(2025年4月15日付)】