2019年1月1日
2018年秋の臨時国会での「改憲案提出」を明言してきた安倍首相でしたが、同国会での議論はすすまず、狙われた改憲スケジュールを大幅に狂わせた昨年末となりました。しかしながら、改憲勢力が衆参両院で3分の2以上の議席を確保している現在。「平和憲法9条守れ」の運動の正念場に変わりはありません。憲法にまつわる仲間からの投稿を紹介します。
かつてナチス・ドイツのヒトラーが、平和憲法「ワイマール憲法」を変えた。合法的に戦争ができる国・独裁国家へ、国民の無関心を良いことに。自民党の改憲草案の緊急事態条項は、「ワイマール憲法」の国家緊急権と同じです。
9条改憲より緊急事態条項が目的ではないでしょうか。野党共闘で参院選に勝って安倍総理を退陣へ追い込みましょう。
(相楽・洲見さん)
昨年100回大会を迎えた夏の甲子園を観戦しました。
平和だからこそスポーツが続けられ、学校に通えて学習ができます。多くの外国人が日本に訪れる観光立国日本。これも、平和な世の中だからこそです。
憲法があるから平和が守られているなら、その憲法を大切にし、「日本の宝」を世界に誇れるものとして大切にしていくべきだと思います。
(山科・佐藤さん)
平成最後の新年明けましておめでとうございます。今年は新しい時代の幕開けです。
日本が、世界に誇れる憲法9条を改定し、明治・大正・昭和と「戦争を望んでやっていた時代」に戻るのではなく、新しい時代に産まれ来る子どもたちが大きくなった時に、「平和な日本に産まれてよかった」と思えるよう、憲法9条を守り、戦争の恐ろしさ・残酷さを大人が訴えていかなければいけないと思います。
(綴喜八幡・太田さん)
憲法前文と9条は日本の誇りであり、世界の宝だと思います。全ての自由と人権、そして恒久の平和をうたっているのだから。
「9条は時代にあわない」と言う人たちが自衛隊(すでに変質している)を書き込もうとしていますが、どこかの国とたたかう前に地球温暖化や放射能で“自爆”するんとちゃいますか? “平和”は安全も豊かさも全てを含んでいます。
(右京・伊東さん)
被爆国として、軍隊を持たない国として、憲法9条を保持する国として、平和について真剣に考えましょう。七十数年前に経験した過ちを、二度と繰り返さないと、私たちは日本国憲法を作って誓ったんじゃないのでしょうか。
いままで「9条」があったから戦争に巻き込まれなかったと言っても過言ではないでしょう。「時代に合わないから」武力に頼る?
人殺しをしている平和は、平和ではありません。いのちを大切にする社会。子どもや孫たちの未来もずっと平和な日本でいられることを願っています。
(京都中央・榊原さん)
2019年はどんな年になるのだろうか。特に憲法について考える私たちにとっては、今の憲法を守りぬく正念場の年になるだろう。そもそも憲法は大きな権力を持つ者を縛るためのものだ。国民の権利を縮小し、義務を拡大するような改憲には反対だ。憲法を守るため国民の義務として行動していきたいと思う。
(舞鶴・野田さん)
安倍政権は腹の内を隠してタイミングをはかっている。夏の参院選を終えても安定的に3分の2以上の改憲派議席をもちたいと。
消費税増税も控えていますが、それだって人によってはエサになりえる。私たちは目の前にニンジンがぶら下がっても、少し考えられるようにならなければ。
しょうもない茶番劇に踊らされてはいけませんね。
(右京・糸井さん)
政府はアメリカに言われるがまま、1機147憶円もするF35戦闘機を将来的に100機も購入しようとしています。また護衛艦とは名ばかりの「いずも」にこのF35を載せて空母にしようとしています。
次は憲法に自衛隊を明記してこのあぶない兵器を簡単に海外へ出せるようにすることです。日本は今そんなことしてる場合ですか?
(左京・吉坂さん)
思い出したよ、今から七十数年前、「戦争には油が必要」だと、勉強もしないで茶の実を集めに行かされたこと。
戦後、衣食住不足で大変な生活を送ったこと。
両親家族を失った戦災孤児のこと。
戦争は悲惨… 今まで戦争がなかったのは「憲法9条があったから」。これを皆で守らなどうするねん。
(伏見・片岡さん)
【建築ニュース1136号(2019年1月1日・15日付)】