2019年10月7日
2007年、200人にも満たなかった伏見支部主婦の会が「500人主婦の会の建設」をめざす方針を掲げました。大きな目標を見据え歩みをすすめる中で、次世代建設や要求に寄りそった企画運営など、主体性を持った組織づくりにとりくみ、そして新たな10年へとすすみはじめた仲間たちを取材しました。
9月6日、伏見支部事務所にて伏見支部主婦の会の拡大学習出陣式が開催されました。開会前には、ベテランと若手の仲間たちが年齢の垣根なく、お菓子を持ち寄りお茶を飲みながら賑やかに言葉と笑顔を交わしあう姿がありました。
講師に立ったのは元伏見支部書記局の村瀬書記次長。村瀬次長は講義の冒頭で1本の動画を上映しました。8月の分会活動交流集会でも上映された伏見支部主婦の会の特集で、ベテランと若手の会員がお題に沿って話すトーク企画。分会や若手との関係など、貴重な経験が語られていきます。その中で2007年に立ち上げた「500人主婦の会の建設」にトークは移ります。
2008年から会長となった茅野さんは動画の中で「会の力だけでなく、基本組合が一緒になって目標達成をめざしてくれたのが大きかった」と話し、2011年から会長となった上見さんも「私たちも組合員拡大に責任を持ってとりくみをすすめ、基本組合と一体となった運動がつくれた」と続きます。
スクリーンの中で誇らしげに主婦の会の活動を振り返る仲間の姿に、見る側も嬉しそうな表情を浮かべ、中には胸にあふれる思いから涙をぬぐう仲間もいました。
村瀬次長は「みなさんは『500人の主婦の会』にするという方針を正面から受け止め、本当に成し遂げました。目標を持ってふやすという過程の中で、会員の要求や社会問題に対し主体性を持ったとりくみがすすめられていきました。ひよっこくらぶや平和バザーの開催、そして組合員拡大などはその特徴的なところといえます」と築いてきた運動を振り返りました。
上見さんは当時の運動について「仲間の継続的な奮闘で2014年に525人の主婦の会となり結成30周年の式典で、みんなと喜びあえたのが、胸に熱く残っています。『500人主婦の会の建設』を掲げて7年。仲間をふやすことを見つめたら、魅力的な主婦の会ができあがった」と誇らしげに笑顔を見せます。
次世代の代表として2018年から会長となった長谷川さんは、これからの伏見支部主婦の会について「今の若い人たちは働く環境などが違います。そこはまた仲間たちと相談しながら声をかけ続けたいと思います。私たちが楽しく組合活動をしている姿を見て、興味を持ってくれる仲間は必ずいると思うので」と声を弾ませ話してくれました。
【建築ニュース1152号(2019年10月15日付)】