2022年1月3日
新年あけましておめでとうございます。今年は「寅年」、さまざまな悪行を退治し、世の中を明るくしてもらいたい。どうあるべきか、どうするのかは私たちが決めなければならないこと。「神」、いや「寅」頼みでは駄目なはず。みんなが知恵を出してこそ展望が開ける▼コロナウイルスも次々と変異し、医療技術も追いつけない程の速さである。ワクチンだけでなく特効薬の開発も待たれる。クーポン発行に1000億円もの費用を使うならこっちに回せ▼給付金・支援金は本当に必要な人々に行き渡ったのだろうか。廃業や転職を余儀なくされた方も多いと聞く。制度の真に有効な活用を。悪用するものに利益が回る世の中は論外だが、不正請求などに目を光らせ、防がなければならない▼役人も議員も、困ってないから分からないのか。地方議員の領収書不要の政務活動費問題も話題に上ってはじめて改善がすすんだ▼衆院選後に文通費問題が注目された。当選した国会議員が投開票日の10月31日同日採用した公設秘書にまで、10月分の文通費が満額支給の「仕組み」。この度やっと与野党揃って「日割り」の大合唱も、国会議員の姿が立派に見えるはずもない。これまでも知っていて黙っていたのだから。(刈)
【建築ニュース1196号(2022年1月1日・15日合併号)】