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アスベスト闘争

関西建設アスベスト京都3陣訴訟13回期日/「警告表示は残る」立証

2024年10月3日

 9月27日、京都地裁で関西建設アスベスト京都3陣訴訟の第13回期日が行われ、京都府内各地の支部や関係団体から97人の支援者が傍聴に駆けつけました。
今回の期日では「建材に表記されている文字などは経年劣化や加工などで失われる可能性がある」とした首都圏神奈川1陣訴訟の最高裁判断について、原告側弁護団からプレゼンが行われました。担当した前田修平弁護士は断熱材や屋根材、ボード類に関して実際に解体作業時の建材の写真を示しながら、表記が消えないことを解説。プレゼンに使われた建材の写真は、6月から8月上旬にかけて京建労の仲間から提供されたもので、あらゆる職種の仲間が「警告表示は経年劣化などで表記が失われない」ことの立証に参加しました。
前田弁護士は最大で56年前に施工された石膏ボードの写真を提示し、「年数はもちろん、日夜風雨にさらされている屋根材においても表記が消えているものはありませんでした。『建材の表示は残り続ける』と結論付けさせていただきます」と強調し、プレゼンを終えました。
期日終了後は「こどもみらい館」に場所を移し、報告集会が行われました。進行協議などの報告を行った福山和人弁護団事務局長は、「今回の期日では仲間の皆さんの協力で『建材表示は残り続ける』という揺るがない事実が立証できた。次回期日には証人として、解体工の竹田一矢さん(左京)が証言に立ちます。あらためて解体工などの屋外作業員まで救済する重要なポイントに来ている。傍聴などの協力をお願いします」と話しました。
報告集会は三須磨労対部長の閉会のあいさつと団結ガンバロウで締めくくられ、終了しました。

【建築ニュース1254号(2024年10月15日付)】

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