2022年5月16日
建設アスベスト訴訟は6月7日に全国一斉で「建材メーカーを提訴する」行動を行います。第3陣となる同提訴行動の代表選手としてたたかう原告団の結団式が、5月8日に京建労会館で行われ、原告団に加え弁護団や京建労の仲間など、23人が参加しました。
冒頭、平山委員長から「京建労は、1984年11月に留学訓練生が家屋解体の実習で、アスベストが飛散する現場をみて『こんな現場にはいられない』と逃げて帰ったことをきっかけに、アスベスト闘争を全国に先駆けてとりくんだ組合です。2011年から始まった裁判闘争も組合あげて全力で原告を支え、世論を味方に給付金制度を勝ちとるまでになりました。今度は建材メーカーに社会的責任をとらせなければならない。これからも全力で支え抜く決意だ」とあいさつがありました。
酒井書記長からはこれまでの訴訟に対する組合のとりくみや、3陣訴訟の意義、費用問題などについての説明も行われました。
建設アスベスト京都訴訟の弁護団を代表して村山団長と福山事務局長も出席し、これまでの裁判のとりくみなど細やかな説明が行われました。
参加した原告予定の仲間からも一言ずつあいさつがあり、「今回の訴訟はどれくらいの期間で決着を見るのか」や「私たち原告に求められていることは何か」などの質問も寄せられました。
なお結団式はオンラインで北部地域の原告ともつないで行われました。
【建築ニュース1204号(2022年6月1日付)】