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安全に働ける世の中になって/高山裁判控訴審が即日結審

2017年4月 6日(木)
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 3月22日午後4時から、大阪高等裁判所第74号法廷で高山裁判控訴審第1回期日が開かれました。京建労から32人、他団体からの支援が6人、大阪からの支援が3人の計41人が参加しました。
 法廷では原告の高山さん、古川拓弁護士が意見陳述しました。高山さんは仕事先である事業主の態度が時間とともに変化していったこと、裁判では亡くなった昭さんの人格を疑うような話をしていたことを陳述しました。
 そして高山さんは「この裁判は自分のためだけではなく、子どもたちのためでもある」「子どもたちが社会に出て働くときに、危険な現場であっても安心して、安全に仕事ができるように、その現場に責任を持っている人が、しっかりと対策を行っていただけるような世の中になってほしいと思っています」と涙ながらに話し、裁判官に一人親方にも労働者並みの権利の必要性を訴えかけました。
 古川弁護士は京都地裁での不当判決を覆すべく、文昭さんの労働者性判断の対象となる作業など、労働者に該当する旨の準備書面を提出しました。
 の後、大阪弁護士会館で行われた報告集会では、期日に先立ち同裁判の公正判決を求める団体署名の協力数が報告されました。京建労本部や支部、分会などから145筆、合計356筆が寄せられました。なお裁判は即日で結審され5月26日に判決を迎えます。

【高山裁判の経過】
 労務上の災害で亡くなった昭さんの労働者性を争う裁判。原告は遺族で妻の弘子さん。
 現場に常駐している事業主の指示を受けながら作業していたにもかかわらず、川越労基署は文昭さんの労働者性を否認し、「一人親方」と判断した。
 賃金の実態も仕事の完成とまったく関係のない単純日当であり、労働者である以外なにものでもないというのが原告や支援者の主張。川越労基署の不当な判断の取り消しを求め弘子さんは京都地裁に提訴した。
 2016年11月21日、京都地裁は川越労基署の判断を追従する原告敗訴の不当判決を出し、原告は大阪高裁に控訴。
【建築ニュース1099号(2017年4月15日付)】
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