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春の京建労学習決起集会/組合で学び実践、経験広げよう

2017年4月 6日(木)
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 社会保険加入の適正化が業界全体ですすむ中、社会保険の原資となる法定福利費の確保が喫緊の課題となっています。大手ゼネコンなども下請に対し「法定福利費」の請求に関して、「支払いをする」と回答しています。(大手企業交渉より)
 京建労でもこの間、法定福利費の確保をめざすセミナーや学習会を開催し、多くの事業主や経理担当者が参加しています。社会保険加入適正化の時代を生き抜くためにも、法定福利費の請求は必須の課題でもあり、確保に向けた要求・請求運動に立ち上がる仲間を広げる必要があります。
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 3月26日、法定福利費確保と大幅賃上げをめざす学習決起集会が下京区のしんらん交流会館・大谷ホールで行われました。全支部から幹部役員や法定福利費の請求をめざす事業主など230人が参加しました。
 社会保険の適正化がすすむ中で、私たち現場従事者には社会保険の負担分が重くのしかかり、また賃金単価はほぼ変わらぬ状況です。今回の学習決起集会はこの状況を打開するためにも役員・幹部が中心となり、要求・請求運動を強化して押し寄せる大波を突破しようと企画されました。
 冒頭のあいさつに立った吉岡委員長は「この間皆さんがとりくんできた社会保険に関する相談や要求活動が実を結び増勢の足がかりとなりました。これから私たちが安定した職場環境で仕事をする上でも、法定福利費の確保と大幅賃上げは重要な課題です。学んで行動し、この大運動を成功させましょう」とこの間の情勢と学習決起集会の意義を話しました。
 次に法定福利費の確保に向けて講義が行われました。講師に立ったのは千葉土建一般労働組合・資本従事者の会の福田さんです。福田さんも5人の労働者を抱える型枠施工会社の代表取締役として現場で日々活躍中の仲間です。自身の請求事例をもとに請求のコツをわかりやすく解説しました。

知識をしっかり持って、上位業者に見積書を提出
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 福田さんは請求に当たってまずは「自分を知ることが大切」と話し、「現場でのあいさつや安全作業、仕事の出来栄えが整っていれば8割がた請求はできる」と仲間に強調しました。
 また請求する上で重要なことは「仕事のデータをとること」と強調し、歩掛かりを中心とした単位数量の導き出し方の確立を参加者にすすめました。福田さんは「請求の根拠がしっかりすれば、あとは上位業者に提出するだけ。法定福利費の知識をしっかり持つことも大切。立ち話でもいいから、上位業者に法定福利費をもらわないとやっていけないとしっかり伝えましょう」と最後に話しました。
 質疑応答では会場からも活発に意見が出され、「住販企業の場合はどうしたらよいか」「大手ゼネコンに従事しているが、法定福利費込みの請求書をあげるように指導された」「上位業者が元請から法定福利費をもらえていないとの回答があった」などさまざまな体験談も寄せられました。
 講義に続いて行われたのは、これまでに法定福利費を請求し確保した3人の仲間からの経験報告です。
 中京支部所属の紅谷さんからは確保した経験がメッセージとして寄せられ「最初は取引先との関係悪化になるのではと危惧したが、確保できた。初めて請求する仲間も来場していると思いますが、15%の法定福利費をもらえなければ、苦しくなるのは自社の経営です。みんなで請求し、必ずもらえる社会を一緒につくりましょう」とよびかけられ、会場からは大きな拍手が沸きおこっていました。
 その後、酒井書記長からこの間の運動とこれからの方針を示した基調報告が行われました。また春の仲間ふやし月間の到達と貴重な経験が宇治・亀岡・洛南・右京・醍醐の各支部から報告されました。
【建築ニュース1099号(2017年4月15日付)】
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