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診断士が京町屋みる / 耐震では家族の生命が第一

2011年8月 3日(水)
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979-3-5.JPG 昭和初期建築の古民家に住む田中さん方から、NPO住まいの耐震・安全センターに無料耐震診断が依頼され、7月24日午前、耐震診断士の榊原章夫さん、中井美佐子さん(乙訓)の2人が現場に向かいました。
 田中さん宅は『まちなか』に古くからある昔ながらの京町家です。

979-3-4.JPG 「阪神大震災で恐ろしい目にあったが、最近の東日本大震災をみてヤバイと思い、診断を申し込みました」と田中さん。阪神の震災の時に倒壊した大きな石燈籠が、田中さんらの恐怖感を物語ります。
 京町家の精密診断には京都市が「限界耐力診断法」(※)を推奨していますが、榊原・中井両診断士は、診断方法の違いを説明し、今回はNPOの無料診断で採用している「一般耐震診断」を行いました。
 診断に先立ち、中井さんは「万が一の災害の時に退避空間を確保でき、家族の生命を第一にしています」と付け加えました。
 田中さん宅は、北側の通りに面する空間、南の増築部分が布基礎のしっかりした構造ながら、中心の座敷を含む構造は、栗石に直接柱が乗っており、さらに地盤も沈下していました。
 榊原さんらは後日、診断結果と、できるだけ費用をかけずに耐震性がアップする補修提案を持って再訪問する約束をしました。

※ 限界耐力診断法
 柱・貫き・土壁が主な構造の古民家の耐震診断に活用される手法。揺れに対する復元力を計算します。
 京都市では、この手法による京町家の耐震診断に補助制度があります。

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