「ねっと」では、最近は「交通問題」にとりくんでいます。
東山といえば、清水寺に高台寺、祇園と、全国の名だたる観光名所。「ねっと」事務局長の前田直人さんは「年間1300万人を超える人が訪れる東山を、『歩いて楽しく、住む人にとってもくらしやすい地域に』というのが、私たちの活動」と話しています。
「ねっと」会議を重ねるうちに、交通・観光・環境の「3K整備」が東山のまちづくりの柱と位置付けられ、有名寺院や企業に賛同をよびかけて『3K基金事業』を発足。
都の道しるべ公募にとりくみ、東山区役所にプラン提案。市民デザインの一部が取り入れられ、「ねっと」参加者の励みになりました。
京都市では、観光シーズンの渋滞緩和策として「パーク・アンド・ライド」を提唱、郊外への駐車場利用・鉄道・バスを利用しての京都観光をよびかけています。
前田さんら「ねっと」メンバーは、住民が自主的に参加して、まちの交通整理に協力したり、地元企業の「トイレ利用協力」の申し出がふえてきたことに「東山のまちの魅力をかがやかせよう、という私たちの願いが届いたようです」と話しています。
グループ リビング / 高齢者の「居場所」をつくろう
東山区が抱える問題は、京都市内でもとくに急速に「少子・高齢化」が進行している地域であるということ。東山区の高齢化率が20%を超えています。
「東山区は、せまい地域(7.46㎢)に、学校・病院・老人ホームなど、必要な施設がすべてそろっている。この活用をスムーズにすることが、『くらしやすい地域づくり』のポイントになる」と前田さん。
健康なお年寄りが気軽に集える「グループリビング」(共同の居間を持つ共同住宅)をつくろうと、調査・研究の最中です。
住宅は、福祉・保健の基本となる重要な要素。前田さんは「まちの高齢化で廃墟となっていく木造住宅が多い中、建設に従事するみなさんが、まちづくりに、関心を抱いていただければ...」と京建労への期待を語っています。
