昨年からの「年越し派遣村」に、派遣切りに遭ったたくさんの方が集まりました。ここにきた人々は、単に食べ物に困って集まったわけじゃない。
集まった人々が、ここを拠点に国にモノを言い、そして動かした。
今、構造改革によって痛めつけられた国民が、反撃を始めている。こういう情勢だといえます。
非正規で働く人たちは「気の毒だね」「可哀そうだね」と言われ続けてきましたが、労働組合をつくって立ち上がるという、驚くべき変化を遂げています。
派遣切りを大規模に行っているのは、自動車産業、そして電気機械関係の大企業です。非正規の人々は集団で、日本経団連の門前で抗議行動をする。「こんな社会にしたのは、あんたら大企業のせいなんだ」ということです。
今の社会の仕組みはおかしい。いま、われわれは「生きさせろ」というスローガンが生きた要求として貫かれています。
日本国憲法は、人間が幸福に生活できるよう、国が保証することになっています。
生きることは国民の権利なんだということを、確認し合う必要があると思います。
派遣切りは災害だ/厚労省に認めさせた「年越し派遣村」
ボランティアに来た人は、自分のことだけではなく、他人のこともちゃんと考えている。困った人を絶対に見捨てない。これが連帯の思想です。
「年越し~」のとりくみを通じて国は「派遣切りは災害だ」との認識を示しました。この災害には実は加害者がいる。人間使い捨ての働かせ方をしてきた大企業や、労働規制緩和をしてきた政治の責任です。
構造改革とは、「大企業が儲かれば、回り回って国民のくらしがよくなる」というものでしたが、実際には、どんどん格差が広がり、貧乏になっている。さらに麻生首相は3年後に消費税増税などと言っている。
労働者いじめは限界にきています。だから自民党はボロ負けしました。大企業の権益から独立し、国民のくらしを温める政策を持つ政党に伸びてもらうことが、いま、求められているのではないでしょうか。
今年は政治転換の絶好のチャンスです。自民党がリーダーシップを握って政治をやる時代は、今年の夏までに終わるでしょう。
