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いずれも(京都地裁101号大法廷)
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たんぽぽの会

第2陣の原告 「父の名誉回復したい」

2017年1月 3日(火)
カテゴリ:
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自身も石綿被害者として遺族立つ

醍醐支部の中村さん(43・ハツリ工)は故・三代二さん(享年72)の遺族として第2陣の法廷に立ちます。
 「父の無念を晴らし、自分や子どもたちの未来のために立ち上がることにしました」と祐之さんは原告としての決意を話します。
 
群馬県生まれの三代二さんが京都に来たのは21歳のとき。伏見区の建設会社に就職し解体やハツリ作業に従事します。「それからは解体・ハツリ一筋の人生でしたね。事業をおこし、良いときは10人も職人さんがいたんです」と祐之さんは三代二さんの仕事ぶりを振り返ります。
 祐之さんが18歳になったころ、父がおこした中村斫工事に入社します。「作業着にしみこんだコンクリートのにおいが父の思い出。今、自分もそのにおいをまとっていると思うと感慨深いです」と目を細めます。
 三代二さんが病床に臥したのは2012年2月、祐之さんに事業を任せて2年後のことでした。石綿粉じん曝露による肺がんと認定され、化学療法などを施しましたが2年間の闘病の末、無念のうちに亡くなりました。
 父の闘病を支えるかたわら、自身にもじん肺の所見が認められた祐之さん。組合のすすめで「石綿健康管理手帳」と「じん肺健康管理手帳」を取得します。
 祐之さんは三代二さんの遺影を手に「仕事に生きた父。その名誉を回復したいんです。そして自分もハツリ工として、子を持つ身として、そしてアスベスト被害者として国と企業に責任を認めさせるまでたたかいぬきたいと思います」と話してくれました。
【建築ニュース1094号(2017年1月1日・15日付)】
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