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いずれも(京都地裁101号大法廷)
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たんぽぽの会

大阪高裁で控訴審スタート/国・企業よ 職人の仕事と誇りを返せ

2016年11月15日(火)
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 原告には時間がない 11人もが無念の逝去
11月4日、大阪高裁にて関西建設アスベスト京都訴訟の審理が始まりました。原告と家族のみなさんや弁護団とともに、71人の支援の仲間たちを含めて100人以上の参加で「控訴審スタート行動」にとりくみました。
 2016年1月29日に、京都地裁第4民事部が国と建材メーカーの責任を認めた判決を不服として、国とアスベスト建材メーカー9社は、いずれも大阪高裁に控訴し、それをうけて原告側も「一人親方に対する国の責任を求める」ことに力をあわせようと話し合い控訴していたものです。
 この日の第1回期日で意見陳述に立った原告の長野好孝さん(船井)は「建材企業が製造し、それを国も認めたアスベストが原因で肺がんになりました。以前は歩けた距離も、今では何回も休憩しなければなりません。地元の建物をたくさん手がけてきたことが誇りです。でも、それが原因でアスベスト健康被害になりました。『アスベストさえなかったら』『仕事と誇りを返してほしい』と叫びたい」と法廷で訴えました。
 同じく意見陳述を行った北村光子さん(山科・遺族原告)は「主人は何も知らずに建材を使っただけです。主人はできあがった現場に家族を連れて行き『これは自分がやった』と言うほど仕事に誇りをもっていました。若い人が建設労働者として誇りをもって仕事ができ、万一病気になっても十分な治療が受けられるようにしてほしい」と訴えました。
 また、審理終了後には場所を「北浜ビジネス会館」に移しての「報告集会」も会場いっぱいの参加者で開催されました。
 京都地裁での裁判中に、11人もの原告が無念にも亡くなりました。4年7ヵ月を費やし結審後にも、勝利判決を聞くまでの間に4人の原告が亡くなっています。原告には時間がありません。
 大阪高裁での公正かつ早期な判決を求めていきましょう。建設現場でアスベストによる健康被害を受けて裁判をたたかう原告は、文字通り命がけでたたかう我々の代表選手です。全面解決のその日まで、みなさんのご協力とご理解をお願いいたします。
 関西建設アスベスト京都訴訟・1陣の大阪高裁での今後の日程は次の通り。
 第2回期日2017年2月23日・第3回期日5月18日・第4回期日7月27日。
【建築ニュース1092号(2016年12月1日)】
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