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たんぽぽの会

被告企業に「早期解決」求む/被告企業交渉

2014年12月16日(火)
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九州・京都・大阪から 被害者が企業に赴いて
 建設アスベスト訴訟の全面勝利をめざし、11月11日に「被告企業交渉」が行われました。
 国の責任を認めた福岡地裁判決後すぐに行われたこの交渉には、京都訴訟原告団から4人と、京建労から5人が参加しました。
 「被告企業交渉」に先立ち、国労大阪会館にて九州建設アスベスト訴訟判決の報告集会が46人の参加で行われました。
 
 報告に立った九州訴訟弁護団の福留さんは「東京地裁判決に続き、国の責任を認めさせることができました。しかしながら被告企業については、共同不法行為を認めず、企業の責任を認めない不当な内容です。建材メーカーがアスベストに対する警告表示を怠ったがために、多くの被災者が生まれたことは明らかであり、このような悲惨な実態から目を背ける判決は、到底容認できません」と力強く話しました。
 続けて福留さんは「東京地裁判決と先日の泉南国賠訴訟最高裁判決を含め3つの判決で国の責任を認め、司法での国に対する責任は固まりつつあります。しかし、アスベスト使用建材で莫大な利益を得たのは企業。被害者のいのちの上に立った企業経営を許すわけにはいきません。今日の企業交渉で、あらためて被害者の声に耳を傾かせ、建設石綿被害者補償基金の設立に、利益を得ていた被告企業を踏み出させる交渉を行いましょう」と参加者によびかけました

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「株式会社クボタ」は 被害者を門前払い
 「被告企業交渉」では、被告企業へ向けて事前に送付されている「交渉要請書」をもとに、建材最大手のケイミュー株式会社(前クボタ松下電工外装株式会社)や株式会社クボタを中心に11社を訪問・交渉しました。
 株式会社クボタとの交渉では、本社前に集まった被害者・弁護団・支援者を前に、インターホン越しで「要請書が届いていない。おひきとりください」と企業が交渉を拒否しました。参加者は即座に抗議行動にうつり、京都訴訟の原告もマイクを握り、誠意のない対応に怒りをあらわにしました。
 京都訴訟・遺族原告の北村さんは「この中に居る労働者はなぜ声をあげないのか」と満身の怒りをこめて訴えました。
 交渉が行えた企業でも、「上司に伝える」「係争中ですので、おこたえできません」など、誠意ある対応とは言いがたく、補償基金の設立にも「見解は控えさせていただきます」と明確な回答はありませんでした。
 
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京都訴訟・原告の中尾さんは企業の交渉担当者をまっすぐに見据えて「京都から大阪のあなたたちに、会いにくることも、とても苦しい思いをして会いにきていると知ってほしい。次回の交渉に来られるという保証もないんです。ぜひ早期解決に一歩踏み出してほしい」と強く要請しました。
 またアスベストが含有されていたモルタル混和剤で、当時ほぼ100%のシェアをほこっていた企業との交渉では巽常執が「左官業をしていた建設労働者は、ほとんどあなたたちがつくった混和剤を使用していました。ぜひアスベスト含有建材を建設現場に送りこんでいた責任として、基金設立に向けた主導を、あなたたちがとっていただきたい」と被告企業に迫りました。
【建築ニュース1050号(2014年12月1日付)】
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