溝縁ひろし
日常生活に生きている文化を支える一助に
写真家 溝縁ひろし
祇園まちとそこに生きる人々に惹かれて写真を撮り続け、三十年近くになります。その間、日本家屋がビルに変わっていく様を寂しい思いで見てきました。百二十軒はあったお茶屋さんも、廃業で今では八十軒ほどになりました。道往く舞妓さんの背景にある、すだれや格子戸、犬矢来など、以前は町並みごと広々した写真が撮れたのに、町並みの変化で写ってほしくないものが増え、角度の狭い写真しか撮れなくなってきています。
京都は、伝統文化が生で伝わっているところです。生きた文化がある京都を支える手助けとなるなら、住宅改修への助成は良い試みとなるのではないでしょうか。
