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国はなぜ、もっと早く対策に乗り出さなかったのでしょうか?

石綿業界・連合系労組もアスベスト規制に反対 国はなぜ、もっと早く対策に乗り出さなかったのでしょうか?

 アスベストの原則使用禁止を求めた「規制法案」を1992年に旧社会党が議員立法で国会に提出しましたが、提出前に業界団体である日本石綿協会が圧力をかけ、自民党などの反対で審議されないまま廃案になっていたことが明らかになっています。

 その後も再提出の動きはありましたが、石綿建材メーカー8社の労働組合がこれに反対、日本労働組合総連合会(連合)も事実上反対したため、法制化を断念した経過があります。

 業界団体だけでなく、本来労働者を守る立場にある労働組合までが、「石綿は管理すれば安全」「規制は雇用不安を招く」といった石綿擁護派と同じ論調で規制に圧力をかけたことは許しがたい行為です。

(朝日 8月6日付)

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