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石綿被害者補償基金制度の創設めざす
なくせアスベスト被害

2017年6月15日

京都訴訟1陣大阪高裁 「原告全員の救済を」

 関西建設アスベスト京都訴訟1陣・大阪高裁控訴審の第3回期日が、5月18日に行われ、総勢76人が参加しました(京建労37人・1陣原告家族12人・2陣原告家族4人・支援23人)。
弁論では、原告から、齋藤さんが意見陳述を行い、「先の京都地裁判決では、一人親方が救済されませんでした。建設現場では、労働者であれ、一人親方であれ、区別なんかしていません。みんなが建設労働者で仲間なのです。被害者・原告全員が救済されますようにお願い申し上げます」と原告全員の救済を訴えました。
終了後、北浜ビジネス会館で行われた報告集会では、「早く被害者補償基金をつくらせ、裁判に訴えずとも補償されるしくみを勝ちとろう」と万殿労対部長があいさつ。
支部発言では、齋藤さんの出身支部である北支部の代表から「ただまじめに、コツコツと働いてきたのに、なぜこのようにアスベストで苦しまなければならないのか。国や企業に勝つためにも、支援をしていきたい」と発言がありました。
また、当初午前中に予定していた太平洋セメントへの要請行動は、この間の首都圏組合での連日の宣伝・要請行動や京都地裁判決などの力もあり、頑なに拒んでいた要請をうける連絡が企業側からあったため、急遽中止しました。

全国決起集会を開催 並ぶ遺影に固める決意

  石綿被害者補償基金制度の創設をめざし、5月19日、東京・日比谷野外音楽堂にて「建設アスベスト訴訟提訴9年全国決起集会」が開催され、全国で訴訟をたたかう仲間3000人が参集しました。 最初の東京地裁への提訴から9年。京都地裁の国と建材企業に対する画期的勝利判決など、国と企業を追い詰めつつ、2017年が、高裁判決が続く「正念場」と位置づけ、奮闘する決意を固めあいました。 また、提訴後に逝った160人超の仲間の追悼の思いも込め、多くの遺族が遺影を持って参加。仲間を代表し、自らも原告である神奈川県建設労連の白田会長が「失われた仲間の命を無駄にしない」と声を詰まらせながら、追悼の言葉をのべました。 京都からは京建労より吉岡委員長をはじめ3人、義経原告団共同代表、福山弁護団事務局長の計5人が参加し、義経さんと福山さんが遺族としての思いや京都訴訟の状況について報告しました。 集会終了後、参加者は新宿駅西口に移動し3000人規模での圧巻の大街宣を行い、市民に問題の解決を訴えました。

【建築ニュース1103号(2017年6月15日付)】

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