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国、企業に最も厳しい審判を/アスベスト京都1陣訴訟が結審

2018年2月26日

 2月9日、大阪高等裁判所にて関西建設アスベスト京都1陣訴訟の第6回口頭弁論が行われ、原告や弁護士が意見陳述に立ちました。同訴訟は今回の口頭弁論で結審し、判決を迎えます。この日の支援行動には京建労や全国の原告仲間などが駆けつけました。

午後2時の開廷を前に行われた結審前集会では、「国と建材企業は責任を認め、アスベスト被害者を救済せよ」と書かれた横断幕を前に原告一同が並び、結審を前に支援者とともに意思統一を行いました。
遺族原告の堀江さんは「夫の無念、亡くなっていった原告さんたちの無念を裁判長にしっかり伝えたい」と仲間の前で話し、支援者から大きな拍手がおこりました。
法廷では原告の意見陳述とともに代理人の意見陳述も行われ、弁護団長である村山晃弁護士は「国と建材メーカーは数度となく司法の判断で責任が認められたにもかかわらず、救済の協議にも応じず、被害を放置している。この裁判所において、これまでにない最も厳しい審判を下すことが求められる」と強い口調で陳述を行いました。
閉廷後に行われた報告集会では全国から駆けつけた支援者からの激励のあいさつとともに、判決日が決まらなかったことなどが弁護士から報告され、原告の仲間からも家族や仲間の死への無念さと、支援者へ感謝の言葉が語られました。

【建築ニュース1117号(2018年3月1日付)】

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